作者suitit (suitit)
看板NIHONGO
標題[翻譯] 森のくまさんの謎 文章後半
時間Sun Mar 22 20:30:26 2015
4.そしてすべてが明かされる 事情即將全盤釐清
徐々に問題の核心に近づいてきたと思われるが、残るいくつかの疑問を明らかにしな
がらすべての謎を解明して行きたい。
雖然感覺已逐漸接近問題核心,但我還想釐清剩下的幾個疑問,把所有的謎團解開。
まず、これまで等閑にされてきた疑問点だが、非常に重要な事実を含むものを指摘し
ておきたい。
首先,到目前為止有一個一直被忽視的疑問點,我想提出它所隱含的非常重要的事實。
なぜ森に若い娘が一人でいるのか、という問題である。
這個問題就是,為什麼年輕的少女會一個人在森林裡。
人類学や民俗学の手を借りるまでもなく、森は娘の立ち入る場所ではない。
即使不搬出人類學或民俗學,森林也不是少女應該進入的地方。
それは「異界」であり、「村=コスモス」に対する「森=カオス」である。
因為這兩者是相異的世界,村莊是井然有序之處而森林是混沌未開之處。
森への侵入は、男子にとっては通過儀礼の役割を果たすこともあるが、女子(処女)に
とっては厳しい禁忌の対象でしかない。
闖入森林對男子而言是完成儀式的必要條件,對女子而言則是嚴格禁止的事情。
たとえば、グリムの「赤ずきん」や「白雪姫」を見てもそれは明らかであろう。
例如格林童話的「小紅帽」或「白雪公主」,從這兩個故事就可以看出這點。
「赤ずきん」では、少女は半ば強制的に森へ追いやられ、禁忌を冒した結果として狼の
犠牲になる。
在「小紅帽」中,少女是被半強迫逼入森林的,不顧嚴格禁忌的結果就是成為了狼的獵物
。
「白雪姫」においても、森は継母の刺客に殺されそうになって初めて逃げ込むところで
ある。
在「白雪公主」中也是,少女是因為被繼母派來的刺客追殺,為了逃跑才踏入森林。
そしてそこへは刺客は入れず、魔法によって老婆に変じた継母しか立ち入れなかったと
いうことは、森がロゴスの支配する現実の社会と切断された異界であることを示してい
る。
然後刺客沒辦法進入森林,繼母只能用魔法把自己變成老婆婆才得以進入,這就表示森林
是與理性所支配的現實社會沒有連結的異界。
しかるに、なぜ「お嬢さん」は一人で森の中にいたのだろうか。
然而,「お嬢さん」為什麼會一個人在森林中呢?
動機をひとまずカッコに入れると、当然のことだが、可能性は、「お嬢さん」は一人
で森へ入ったか、複数で森へ入ったかの二つしかない。
暫且不考慮動機,有一個一翻兩瞪眼的問題,「お嬢さん」是一個人進入森林還是跟別人
一起進入森林。
私は後者であると考えるが、その根拠を示すに際して、今ひとつの疑問を取り上げよう
。
雖然我認為情況是後者,但在提出證據之前,我想提出一個疑問。
「お嬢さん」はなぜ、イヤリングを落としたのか、という問題である。
為什麼「お嬢さん」的耳環會掉落呢?
周知のように、イヤリングはそんなに簡単に落ちるものではない。
眾所周知,耳環不是那麼容易掉落的東西。
走っただけで落ちるなら、欧米の女子短距離選手はどうなるであろうか。スタートライ
ン付近などイヤリングだらけになること必定である。
如果只是因為跑步而掉落,那歐美國家的女子短跑選手該怎麼辦,起跑線附近肯定都是掉
落的耳環。
たしかに女性はイヤリングを落とすことがある。
女性確實會有耳環掉落的情況發生。
しかしほとんどの場合、それは外したものを落としたということである。
但大多數的情況都是將其取下後不小心掉落。
まれに、衣服に引っかけたり大きな衝撃で落とすこともあるようだが、その場合は本人
が気づかないということはまずない。
幾乎少有因為連衣服都鈎破的巨大衝擊而掉落,若發生這種情況自己基本也會有所察覺。
ちなみに私の部屋でも、かつてとある女性がイヤリングを落としたままにしていたこと
があったが、これは前者の典型的な例である。
順便一提,雖然我的房間也曾經發生耳環掉落的情況,但那是前者的典型例子。
余談ではあるが、その後持ち主とは別の女性がそれを発見して、私は修羅場という漢字
が書けるようになったのである。
題外話,事後別的女生發現了那個耳環,讓我陷入有理說不清的狀況。
さて、「お嬢さん」の場合であるが、女性が一人で森に入ってイヤリングを外すこと
などあるだろうか。
那麼,來看一下「お嬢さん」的情況,女性可能獨自一人進入森林後把耳環取下嗎?
シャワーを浴びるようなことも着替えるような可能性もないことを考えると、ここでは
衝撃説を採らざるを得ない。
在不可能是洗澡或換衣服時把耳環取下而掉落的狀況下思考,我不得不採用衝擊說。
衝撃説を採用しても疑問は残る。
採用衝擊說會有一個疑問。
一人で森の中を歩いていてイヤリングが外れるほどの衝撃を受けることがあるだろうか
。
一個人在森林中走著,有什麼衝擊會大到讓耳環都掉了嗎?
足元の危ない森の中であるから、転倒や転落、激突等という可能性は常にあるが、イヤ
リングが吹っ飛ぶほどの衝撃を受けて、その直後に「スタコラサッサ」と駆け出すこと
など不可能であろう。
身處在腳邊處處是危險的森林中,跌倒、墜谷、碰撞常常可能發生,但要嚇到連耳環都掉
了,隨即三步併作兩步快速逃跑,那是不可能的。
私が、「お嬢さん」が森へ複数で入ったとする根拠はここにある。
我會說「お嬢さん」是跟別人一起進入森林的根據就在這裡。
「お嬢さん」はともに森へ入ったその相手によって、何らかの暴力行為を受けたのであ
る。それは平手打ちか、頭を振り回されたのか、頭を地面に押し付けられたのか、そこ
まではわからない。
「お嬢さん」遭受到跟她一起進入森林的那個人的暴力,可能是打她巴掌,可能是搖晃她
的頭或將她的頭壓在地上,真實情況不得而知。
ただ、「走る余力を十分に残してイヤリングを落とす」ような衝撃は、人為的なもので
しかありえない。
不過,可以確定「連耳環都掉了卻還有餘力奔跑」,這樣的衝擊只有可能是人為造成的。
これで、「お嬢さん」が厳しい禁忌を冒して、森へ入った原因も明らかであろう。連
れ込まれたのである。
這麼一來,「お嬢さん」不顧嚴格禁忌進入森林原因也清楚了,她是被帶入森林的。
そうすると、なぜ、だれの手でという新たな謎が生じるが、これについては別の角度
から検討してみたい。
於是,又產生了一個新謎團,到底是誰,為了什麼對「お嬢さん」施以暴力。關於這點我
想試著從別的角度來探討。
「お礼にうたいましょう」に関する疑問である。
對於「お礼にうたいましょう」這句歌詞我有所疑問。
まず、なぜ落とし物を拾ってもらったお礼が「うたう」なのか、ということについて
考えてみよう。
首先,為什麼感謝幫忙撿回掉落物的回禮是「うたう」,我們來想想是怎麼回事。
通常拾得物に対するお礼はその貨幣価値の5%から20%であると定められている。
通常拾獲物品時的回禮應該如法律所規定,以該物品現金價值的5%到20%作為報酬。
しかしながら、「お嬢さん」は財布を取り出すそぶりさえ見せず「うたう」ことでお礼
に代えようとしている。
但是,卻不見「お嬢さん」拿出錢包,而是以「うたう」作為回禮。
これはあまりに誠意がないのではないか。たとえば、路上で肩をぶつけた相手が「誠意
を見せぇいうとんじゃワレ」と要求してきた場面で、「じゃあ歌いましょう」などと答
えようものならただでは済むまい。
這不是沒什麼誠意嗎?如果走在路上擦撞到別人,對方要你「拿出誠意,不然就等著瞧」
,那根本不可能是一句「那我唱首歌給你聽吧」可以解決的。
下手をすると相手の方の事務所へ直行である。
要是弄不好,直接就被帶到對方的地盤去了。
ただし、「お嬢さん」が本物の「お嬢」であれば話は別である。
但是,如果「お嬢さん」真的是個「千金小姐」,那就另當別論了。
その歌声は千金に値するであろうが、まさか美空ひばりが森の中を歩き回っていたとは
考えられない。
歌聲可能價值千金,但要說宛如美空雲雀正在森林中悠轉,這我倒覺得不可能。
したがって、この「うたう」にはお礼に値する何かが隠されていると見るのが順当で
あろう。
不過,如果這個「うたう」裡隱藏著什麼價值千金的內容,那就很合理。
歌の中身を見てみよう。「ラララ ラララララ ラララ ラララララ」である。歌詞
も何もあったものではない。
我們來看看那首歌的內容吧,是「啦啦啦 啦啦啦啦啦 啦啦啦 啦啦啦啦啦」,不是歌
詞或任何東西。
音名であると考えるにしても、このメロディがハ長調なら「ソラシ ドソミドラ……」
となるはずである。
這個旋律是ハ長調,即使是吟唱音高名稱,那應該是「SoLaSi DoSoMiDoLa……」。
強引に第1音をラで始めるにしても、「ラシド レラファレシ シドシ ラソファミレ
」(ドとファは半音上がる)となるはずである。
即使勉強以La開始第一個音,那也應該是「LaSiDo ReLaFaReSi SiDoSi LaSoFaMiRe」
。
「お嬢さん」はとてつもない音痴であったのであろうか。そうであればなおさら、そ
のような歌はお礼に値しない。
「お嬢さん」難道是個大音痴嗎,如果是這樣,那這首歌根本沒有價值可言。
そう考えると、ここでは公にはできない何かが歌われていると断定せざるを得ない。い
わゆる「伏せ字」である。
這麼一想,這裡只能斷定為她是在唱什麼不能公開的內容,也就是所謂的「藏字」。
やはり、「うたう」には別の意味が隠されているのだ。
「うたう」果然隱藏著其它意思。
「うたう」には歌を歌うという以外にも二つの用法がある。
「うたう」除了表示唱歌之外還有兩個用法。
ひとつには関西で特定の職業の方々がよく用いるものがある。
一個是在關西特種職業的人所使用的詞。
たとえば、先の誠意の話に続けて、「なめとったらうたわすぞ、このガキ」とおっしゃ
ることがままある。
例如,接續先前提到的「誠意」話題,把「なめとったらうたわすぞ、このガキ」掛在嘴
上是常有的事。
関西では日常よく耳にする表現であるが、この場合は「泣き叫ぶ」が原義であるので、
これが「お嬢さん」に当てはまるとは考えにくい。
在關西就常會聽到這樣的話,「うたう」在這句話的原意是「哭爹喊娘」,這很難想像是
「お嬢さん」會說的話。
つぎに、警察関係者あるいは犯罪常習者の用いる隠語として用いられる場合がある。
另一個是警察或慣犯拿來用作特殊用語的情況。
たとえば、「おやっさん、あのマル被、とうとううたいよりましたで」(班長、あの被
疑者がとうとう自白しました)、あるいは「おんどれ、よけなことうたいくさったら、
わかっとんな」(君、警察に余計なことを白状すれば、コンクリート詰めで大阪湾の底
ですよ)というような場合である。
例如,「おやつさん、あのマル被、とうとううたいよりましたで」(隊長,那個嫌疑犯
終於招供了),或者是「おんどれ、よけなことうたいくさったら、わかっとんな」(你要
是敢不老實的話,我就把你填成水泥塊丟到大阪灣裡去)。
すなわち、「うたう」は警察に対して「自白」するの意であり、ここではこれこそが
妥当すると考えられるのである。
意即,「うたう」對警察而言是「自白」的意思,在這首歌裡我認為這個用法才是合理。
ここではじめて「くまさん」の職業が明らかになった。「くまさん」は警察官なので
ある。
到這裡我們初步明白了「くまさん」的職業,他是個警察。
そして「お嬢さん」には警察に対して「うたう」べき何かがあったということも知れ
る。
而且,「お嬢さん」應該是對警察自白發生了什麼事。
三たび整理してみよう。
第三度整理:
(a)「お嬢さん」は何者かによって森へ連れ込まれた。
(a)「お嬢さん」不知被什麼人帶入了森林。
(b)「お嬢さん」はその何者かの暴力によってイヤリングを落とした。
(b)「お嬢さん」在這個人的暴力之下掉了耳環。
(c)「くまさん」は警察官である。
(c)「くまさん」是警察
(d)「お嬢さん」はイヤリングを拾ってもらったお礼に「くまさん」に対して犯罪へ
の関与を自白している。
(d)「お嬢さん」為了感謝「くまさん」幫忙撿回耳環,向他自白了參與犯罪的事情。
ならば、なぜ「お嬢さん」は「うたう」のであろうか。
那麼,為什麼「お嬢さん」要「自白」呢?
いったんは逃げておきながら。顔見知りの警察官に見逃しておいてもらいながら。
她本來是要逃的,熟人警察已經放了她的。
ここでは「あら、くまさん」に込められた万感の思いを読み取るべきであろう。
這邊必須要了解「あら、くまさん」這句話所包含的萬般感受。
大切な人の娘であるとはいえ、自らの職務をなげうって警察官が犯罪者である自分を
かばおうとしている。あまつさえ、物的証拠の隠匿にまで協力してくれている。
儘管自己是對他重要的人的女兒,但他拋開身為警察的工作來保護自己,而且還幫忙隱匿
證據。
おそらくその認識が「お嬢さん」を感動させ、その改心を促したのであろうことは想像
に難くない。それでこその「あら、くまさん」である。
不難想像可能是這層認識的關係讓「お嬢さん」有所感動,促使她有所悔改,這就是這句
「あら、くまさん」代表的意義。
それでは、何を「お嬢さん」は「うた」ったのであろうか。
那麼,「お嬢さん」自白的內容是什麼呢?
この論稿の前半を思い出していただきたい。
請大家回想一下本文的前半部。
私は、この童謡において「お嬢さん」と「くまさん」は一対一で、他の者の存在はない
と述べた。また、「危険な場所」は歌詞以前に用意されていたとも。
我說過在這首歌裡「お嬢さん」與「くまさん」是一對一的,並沒有其他人存在,以及,
「危險場所」是在歌詞的時間點之前就存在的。
すなわち歌詞以前の時点で、「お嬢さん」を森へ連れ込んだ何者かの姿は失われてい
るのである。
意即,在歌詞的時間點之前,把「お嬢さん」帶入森林的那個人消失了。
しかし、その何者かは既に立ち去った後だったというのは明らかな誤りである。
不過,以為那個人已經離開這個森林明顯是錯誤的事。
もしそうなら、「お嬢さん」はその場から逃げる必要はない。
因為如果是這樣,那「お嬢さん」就沒有逃出這個場所的必要。
その場合、そこは単に「お嬢さん」がイヤリングを落とした場所というだけであって、
他人に知られて困る要因など微塵もない。
場所在這裡單指「お嬢さん」把耳環掉落之處,這個場所如果被別人發現了就會有麻煩,
因此,說這是這首歌的重點之一一點也不為過。
そう、この歌が歌われる以前、「お嬢さん」が「くまさん」と出会う以前に、既にそ
の何者かは「お嬢さん」の足元に倒れていたのである。それも死体となって。
沒錯,在這首歌歌唱之前,「お嬢さん」和「くまさん」遇到之前,那個人已經倒在「お
嬢さん」的腳邊,而且已經死亡。
ここに、この童謡に隠された恐るべき事実が明らかになったといえよう。
文章至此,這首童謠裡隱藏的驚人事實已明朗。
これはなんと殺人事件なのである。しかも、「お嬢さん」の犯罪はそれだけにとどまら
ない。
這正是個殺人事件,而且「お嬢さん」所犯的罪可能不只如此。
なぜなら、無関係な何者かに森へ連れ込まれ、その暴行に抵抗して偶発的に殺してし
まったいうだけであれば、なにも「うたう」必要などないのである。
為什麼這麼說呢,因為如果是被毫無關係的人帶入森林,為了抵抗暴行而失手殺人,那麼
根本沒有「自白」的必要。
殺人現場は「くまさん」の目の前にある。何が行われたかは一目瞭然である。
殺人場就在「くまさん」眼前,發生了什麼事一目了然。
相手が見知らぬ女性なら現行犯逮捕ですべてが完結するような場面である。
如果兇手是陌生女子,直接以現行犯逮捕就了結了。
たとえ「お嬢さん」が、いったんは逃げかけた後で逮捕を覚悟したとしても、そこに
あらためて「自白」すべき事実などない。
即使「お嬢さん」在開始逃跑之後又做出了被逮捕的覺悟,這起事件也沒什麼需要「自白
」的事情。
「突然さらわれて連れ込まれ、結果こうなりました」と告げるだけでよいのである。
只要告訴警察「我是突然被抓到森林才發生這樣的事」即可。
すなわち、「お嬢さん」と殺された何者かの間には、そこに至る背後関係があったと
考えるべきなのである。
意即,我們可以認為「お嬢さん」跟被殺死的那個人之間,有什麼不可告人的關係存在。
おそらく何らかの犯罪にかかわって、長らく共犯関係にあったのであろう。
恐怕是與某起犯罪有關的長期共犯關係。
そしてその日、森の奥深くで、ついに仲間割れを起こしたのである。
而那天,同夥間的衝突終究在森林深處上演了。
なら、わざわざ森の奥深くで話し合うとはどういうことか。
那麼,為什麼特地約在森林深處談判呢?
次の犯罪の打ち合わせや逃亡計画の検討等ではありえない。
不可能是討論下一回的犯案或逃亡計劃的檢討。
それらならばむしろ人込みに紛れることのできる都会の方がふさわしい。
因為如果是這樣,那到人跡紛沓的都市裡比較適合。
森の奥深くということは、そこが犯罪の証拠品(現金や盗品あるいは密輸品)の隠し
場所になっていたということにほかならない。
森林深處意謂著犯罪證據(現金和贓物或是走私品)的隱藏之處,除此之外無其他可能。
そして恐らくその分け前をめぐっての殺人なのである。
而且恐怕他們是因為分贓不和而演變成殺人。
そして、「お嬢さん」は、それらすべてについての経緯を「うた」ったのである。
然後,「お嬢さん」自白了所有事發經過。
ああ、なんということであろう。
啊~,這是怎麼回事。
微笑ましいとばかり思われていた童謡に、子どもたちが好んで輪唱する童謡に、これほ
どの事実が隠されていたとは。
原以為充滿歡樂的童謠、孩子們喜愛歌唱的童謠裡,竟然隱藏著這麼驚人的事實。
ディテールには不明な部分も多いが、以上の考察によって明かになった状況を、読者
の理解を容易にするため、小説仕立てで再現してみよう。
最後,雖然詳細還有很多不清楚的部份,但為了讓讀者容易理解,我試著從以上的研究所
了解到的狀況,撰寫一篇小說重現這個故事。
かつての人気テレビ番組『ウィークエンダー』における再現フィルムの要領である。
以曾經紅極一時的電視節目「週末」裡關於再現電影的要領。
したがって、ここまでの私の文章は、レポーターである桂朝丸(現ざこば)の「こいつ
、ほんまに悪いやつでっせ~」に相当すると考えてもらってよい。
因此,到目前為止,我的文章套句桂朝丸記者(現為相聲家)的話,「這傢伙真是個惡毒的
傢伙」,這麼想就可以了。
5.《再現小説「森のくまさん」》 《「森のくまさん」小說再現》
ある日、駐在の熊田春吉巡査(33)は、県警本部から全国指名手配中の連続窃盗犯
が森に入ったらしいとの連絡を受けて、単身捜索に向かった。
有一天,派出所的熊田春吉警官(33歲)收到縣立警政署通報,全國通緝中的連續竊盜犯疑
似進入了森林中,他因此隻身前往搜索。
本来は応援の到着を待って山狩りを行うのだが、この村出身で正義感の強い熊田は、応
援の到着を待たずに、日常の警邏のふりをして森へ向かった。
本來應該等支援警力到達再進行搜山的,但正義感強烈的熊田從小就在這個村莊長大,他
沒等支援警力就洋裝日常巡邏的樣子往森林裡走去了。
熊田が一人で森へ向かったのにはもうひとつの理由があった。
熊田會隻身前往還有另一個理由。
この窃盗犯の陰に若い女性の姿、しかも、かつて地元での就職を希望していた熊田を
駐在に取り立ててくれた大恩ある前村長の娘の名前が、非公式にではあるが取り沙汰さ
れていたのである。
雖然沒有證據,但傳聞這個竊盜犯背後還有個女共犯,而且還是曾經幫助想在故鄉工作的
熊田,讓他調到這個派出所的前村長的女兒。
熊田はお嬢さんの無実を信じていた。そして決心していた。万一お嬢さんが犯罪に関係
していたとしても、お嬢さんだけは守ってみせると。
熊田堅信大小姐是無罪的,並且下定決心,就算大小姐真的跟這起犯罪有關係,他也要守
護大小姐。
窃盗犯が警察官である自分に対してお嬢さんの名前を口にしようものなら、その場で射
殺してもよいとまで思っていた。
要是竊盜犯真的對自己供出了大小姐的名字,就當場殺了他。
このとき、熊田の胸の奥には、本人も気づかぬ娘に対する秘められた熱い想いがあっ
たことは疑いがない。
這時,熊田自己並沒有意識到,原來他心中對大小姐深藏的愛慕如此之深。
森の中深く、熊田が花咲く森の道にさしかかった時である。見慣れた女性の姿をみと
めて、熊田は愕然とした。お嬢さんではないか。
當熊田走到森林深處開滿花的那條路,他看到了一個熟悉的女性背影,這時他內心一震,
「這不是大小姐嗎」。
娘の髪は乱れ、ブラウスも胸元が大きく裂けている。
大小姐頭髮凌亂,上衣胸前也有大範圍裂開。
娘は蹌踉とした足取りで、熊田が近づくまで気づかなかったという。
大小姐步伐踉蹌,根本沒注意到熊田正朝她走去。
「お嬢さん、いったいどうなさっただ」
「大小姐,這到底是怎麼回事」
娘は、はっとして振り返ったが、それが熊田であることを認めると、観念したように
かたわらの茂みを指さした。
大小姐一陣驚荒,回頭一看發現是熊田,似乎不打算逃跑,手指著身旁的草叢。
熊田は再び腰を抜かさんばかりになった。手配中の窃盗犯が頭から血を流して倒れて
いるではないか。
熊田往草叢一看萬分驚嚇,通輯中的竊盜犯頭染鮮血倒地。
男が死んでいることは一目で見て取れた。そして、そばに血だらけの石塊が落ちていた
。
一看便知人已死亡,旁邊掉落一顆沾滿鮮血的石塊。
「お嬢さんお逃げなさい。じきに大勢の警官がやってきます。ここは私にまかせて」
「大小姐,請趕快逃,馬上就會有大批警力過來,這裡交給我」。
娘は我に返ったようにあたりを見回し、熊田に深くお辞儀をすると無言で走り出した
。
大小姐恢復鎮定看了看四周,向熊田深深鞠躬之後開始沉默地跑。
熊田は近くの岩場から死体を投げ落とすつもりだった。そうすれば殺人は露見しない
。
熊田打算將屍體丟到附近的落石區。這樣這起殺人事件就不會被發現。
男の死を転落事故に見せかけるつもりだった。
他意圖將男子的死偽裝成意外墜落死亡。
死体を持ち上げたとき、熊田の足元で何かがキラリと光った。
在抱起屍體時,熊發現腳邊有個東西閃閃發光。
娘のイヤリングだ。熊田の背中から冷や汗が吹き出した。
這是大小姐的耳環,熊田突然背脊發涼。
白い貝殻のイヤリングなど、この村に一組しかないことは、村の娘ならば全員知ってい
る。
這個貝殼形狀的白色耳環全村只有一副,要是耳環被發現,那大小姐就會曝光。
熊田はそれをつかんで走りだした。日ごろ柔道で鍛えた体である。若い娘に追いつく
ことなど造作もない。
熊田撿起耳環跑了出去,由於他長年練柔道健身,因此要追上大小姐輕而易舉。
「お嬢さん、お待ちなさい、ちょっと落とし物。これ、こんなもん残しといたらあとで
どえらいことになる」
「大小姐,等一下,你有東西掉了。這個,這種東西掉在這裡後果不堪設想」。
熊田は白い貝殻の小さなイヤリングを差し出した。
熊田拿出了貝殼形狀的白色小耳環。
「あら……」
「啊…」
娘は絶句した。娘は深く胸を打たれた。
大小姐內心深深激動說不出話。
昔の恩人の娘とはいえ、自分の職務をなげうって、この男はどうしてここまで。
自己不過是他昔日恩人的女兒,這個男人竟然不顧身為警察的職責,幫到這個地步。
警察官なのに、私のような犯罪者にどうしてそこまで。
他明明是個警察,卻對我這個罪犯這麼好!
「……くまさん」
「……熊先生」
娘の大きな美しい目から、みるみる涙があふれ出した。
大小姐美麗的雙眼流下了眼淚。
「ありがとう」
「謝謝」
娘は、小さなイヤリングの乗った熊田の大きな手を両手で包み込んだ。
大小姐將熊田拿著耳環的手用雙手緊握。
「お礼にうたいましょう」
「為了感謝你,我要向你坦白所有的事」
娘は、男との関係とこれまでの犯罪をすべて自白した。
大小姐連同與那個男人的關係,將所有犯罪事實全部招供。
熊田の慟哭(どうこく)が森に響(ひび)いた。
隨即熊田的嚎哭響徹森林。
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