作者willy (陰天.晴天)
看板NIHONGO
標題[翻譯] 小說-黒い禊ぎ(1-1-3)
時間Thu Mar 26 11:40:33 2009
女孩對路很熟。報路的時候也溫和有禮,還能一邊回應長濱開的玩笑。但自從載了她
之後,霧氣愈來愈濃,最後簡直像是白色的布簾一般。可是,女孩似乎可以看到車燈都照
不到的地方。
「啊,前面的彎道向左。」繼續像這樣明確地指路。
其實如果沒有載她的話,應該早就撞上路邊的護欄了吧。霧實在是太濃了。
氣氛是什麼時候變調的呢?
車內彌漫著冷到讓人發抖的氣氛。
簡單形容的話,就是「恐懼」。沒有任何理由、本能的「恐懼」充斥車子裡小小
的空間。改變氣氛的是那個女孩。不知何時,她變得好像是濃霧的實體化一樣,非現實
的存在。
女孩的態度並沒有絲毫改變,外貌也沒有任何變化。但青木卻嘗到了有生之來最大
的恐懼。說不清在害怕什麼。但正因為說不清而更覺得恐懼。
(她不是人.............) 對女孩有這樣的直覺。
不敢回頭。也不敢看女孩。
青木只能雙手抓著方向盤,死瞪著前方而已。他在心裡對自己暗罵了好幾次。
我可是K大學劍道部的副主將啊!!
有什麼好怕的!!!
但是,女孩的聲音一從背後響起,青木的膽子就縮到最小了。
「就這樣直走,下條路請右轉。」淡淡的聲音卻將青木推向恐懼的深淵。
青木一直盯著前方,完全不轉向兩側。吉田也差不多,雖然因為恐懼而僵硬,但還是
感覺得出來吉田的狀況。長濱應該也一樣,他是最開朗也最愛追女人的傢伙,但不知道什
麼時候完全沉默下來了。不用回頭看也知道,長濱坐離女孩有點距離,還把臉埋在膝蓋裡
那個女的似乎完全不在意他們的變化。正確、冷靜的報路聲,仍然在車內響起。
快受不了了,青木想著。這樣下去別說是開車,保持理智都有問題。就在一個大轉彎
,青木和副駕駛座的吉田剛好對看了一下。看到吉田一樣滿臉恐懼快要崩潰,不由得同時
發出尖銳的慘叫。
http://homepage2.nifty.com/musou-ann/KuroiMisogi/Chapter1-1/03.html
女は道を熟知していた。名を名乗り、丁寧に礼を述べる。長浜の冗談に笑いながらも
正確に道を告げる。だが、女を乗せてから霧はますますその濃さを増していった。まる
で白いコールタールだ。だが、女にはライトが届かぬ先も見えるらしい。
「ああ、その先のカーブを左です」
こんな風に的確に指示してくる。
実際、この女を乗せなければ、いつガードレールにぶち当たっても不思議はなかった
。
霧は濃霧と言って良い濃さだった。
車中の空気が変わったのは何時頃からだろう?
しんと冷えた空気が車内に満ちていた。
一言で言うなら『恐怖』。それも理由も分からない原初的な『恐怖』が車内に満ちて
いた。空気を変えたのは女だ。女はいつの間にか車外の濃霧が凝縮して実体化したよう
な非現実的な存在になっていた。
別に女が態度を変えたり、形相を変えた訳ではない。それなのに青木は生まれて初め
て味わう恐怖に怯えていた。なぜ怖いのか分からない。分からないことが恐怖を増幅さ
せていた。
(人ではない───)
女のことをそう直感した。
振り返るのが恐かった。女を見るのが怖かった。
青木はただハンドルにしがみつき前方を見つめてるのがやっとだった。青木は何度も
自分を叱咤した。
俺はK大学剣道部の副主将ではないか!
何に脅える?!
が、背後から響く女の声は否応なく青木の心胆を縮みあがらせた。
「そのまま、まっすぐ。次を右折です」
淡々とした女の声は青木をして底無しの恐怖の泥沼におとしめる。
青木は視線をひたすら前方に固定する。横を向く事も出来なかった。吉田も又、恐怖
に引きつっているのが肌で感じられた。長浜もそうだろう。このメンバーで一番陽気で
女好きの奴が、いつのまにか一言も発しなくなっている。見なくても分かる。長浜は少
しでも女から離れ、膝に顔を埋めているのだ。
女には男達のそういう変化はまるで気にならないらしい。正確に、冷静に、道を告げ
る声だけが車中に響く。
このままだと耐えられない。青木はそう思った。このままだと運転はおろか正気を保
つ自信もなかった。急な左カーブを曲がった時、助手席の吉田と顔が合った。青木はそ
こに恐怖の余り正気を失いつつある自分と同じ顔を見た。悲鳴を上げたのは二人同時だ
った。
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