http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20141204-OYT8T50455.html?from=yartcl_pickup 松本清張の名作２編、実力派女優でドラマに 2014年12月04日 15時51分 テレビ朝日系で６、７日午後９時から、松本清張原作のドラマスペシャル「坂道の家」 と「霧の旗」が２夜連続で放送される。 これまで何度か映像化されてきた名作を２人の実力派女優が演じた。（山口千尋） 　６日放送の「坂道の家」は、「天国と地獄」、「警官の血」など数々の社会派人間ド ラマを手がけてきた鶴橋康夫監督が演出。鶴橋監督と長年コンビを組んだ池端俊策が脚 本を担当した。 　寝具店を経営する吉太郎（柄本明）は店にやってきたりえ子（尾野真千子）に魅了さ れる。吉太郎はりえ子が働く理容室を訪れ、２人は深い仲になる。まじめだった吉太郎 は貯金をりえ子につぎ込むが、りえ子は初恋の相手・直樹（小沢征悦）に思いを寄せる 。 　みだらだった亡き母親を憎みながらも、男に体を許して金品を貢がせるりえ子を演じ た尾野真千子は、「女性の奥底に沈んでいる気持ちを表に出した。こんなに女として演 じたのは初めて」と語る。 　７日放送の「霧の旗」では、倍賞千恵子、山口百恵、大竹しのぶといった女優が演じ てきた悪女・桐子を堀北真希が演じる。 　桐子は、無実の罪で逮捕された知的障害のある弟・正夫（古畑新之）を助けようと、 カリスマ弁護士の大塚（椎名桔平）を訪ねるが断られる。正夫は獄死し、桐子は大塚に 復讐（ふくしゅう）することを誓う。 　悪女を演じた堀北は、「表向きではニコニコしながら、心の中では怒っているという 表現が難しく、自分にとって新しい挑戦だった」と振り返る。 　ロケは、東京と小倉（北九州市）でも行われ、堀北は撮影の合間に「松本清張記念館 」を訪れた。「いつの時代も読んだ人が心を動かされる作品だと思った。ぜひ見ていた だきたい」と話していた。 男のエゴ、女の情念…鶴橋康夫監督 　原作にはないエッセンスを加え、新たな世界を表現した「坂道の家」の鶴橋康夫監督 に聞いた。 　──りえ子をどう表現しようと思ったのか。 　「悪女にしようと思えばいくらでもできた。悪女には悪女の美しさがある。でも、尾 野真千子に会って考えが変わってしまった。男をだましてお金を引き出そうとしたので はなく、なしくずしで愛人のようになってしまった女、と考えた」 　──原作にないりえ子の母親を登場させたのは。 　「どんな母親がいて、りえ子のような人物が生まれたのか、池端と話し合った。初恋 、上京したときの気持ちなど、原作にはない小さな事実を一つ一つ積み重ねて肉付けし ていった」 　──みどころは。 　「男のエゴイズムと女の情念。女にはどこか毅然（きぜん）とした所があり、男には 吉太郎のように、ばかばかしくてこっけいな所がある。そこを見てもらいたい」 2014年12月04日 15時51分 -- ○ ╭═══╮ ο ╰╮▌╭╯╭═══╮╭═╮═╮╭═╮═╮╭╮╭═╮ ○ ο ║▌║ ║▌╭╮║║▌╭═╯║▌╭═╯║║║▌║ ο ╭╯˙║ ║˙╰╯╯║˙║ ║˙║ ║╰╯˙║ ○ 。 ╰══╯ ╰═══╯╰═╯ ╰═╯ ╰═╮ ║ ο 「If you are good at something, never do it for free.」╰══╯。 --

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