作者nono0520 (和米基喝杯咖啡)
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標題[情報]《1Q84》 獲 第63回 每日出版文化賞
時間Tue Nov 3 05:42:34 2009
http://mainichi.jp/enta/book/news/20091103k0000m040133000c.html
毎日出版文化賞:文学・芸術部門に「1Q84」
毎日出版文化賞(特別協力=大日本印刷株式会社)の受賞図書が次の通り決まりまし
た。優れた出版物の著編者、訳者、出版社などを顕彰する本賞は、終戦後の1947年
にスタートし、今年で63回を迎えました。贈呈式は25日(水)午後3時半から東京
都千代田区紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で行います。
<文学・芸術部門>
1Q84(BOOK1・2)村上春樹著 新潮社
<人文・社会部門>
政治の美学--権力と表象
田中純著 東京大学出版会
<自然科学部門>
つながる脳藤井直敬著 NTT出版
<企画部門>
江戸時代語辞典
潁原(えばら)退蔵著、尾形仂(つとむ)編 角川学芸出版
<特別賞>
運命の人(全4巻)山崎豊子著 文芸春秋
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http://mainichi.jp/enta/art/news/20091103ddm010040146000c.html
■文学・芸術部門
◆『1Q84(BOOK1・2)』=村上春樹・著(新潮社)
◇交響楽のような壮大さ
村上春樹氏の「1Q84」ほど今年話題になった本はあるまい。
その売れた数は社会現象のように言われ、本の内容も大きな論議をよんだ。選考会席
上においても、この小説は実は未完成ではないか、寓話(ぐうわ)性が強過ぎる、とい
う声があがったが、しかしそれらの欠点があったとしても、「1Q84」は素晴らしい
魅力にみちている。
村上氏ならではの、簡潔でいて美しいリズムをつくり出す文体、これ以外のものがあ
るとは思われない完璧(かんぺき)な比喩(ひゆ)。最初はサスペンスの様相を見せな
がら、小説は恋愛小説の旋律を帯び、やがて交響楽のように、壮大なテーマに向かって
進んでいく。実はここに存在しているものはまやかしに過ぎないのではないだろうかと
いう不安に、小説自体も揺れ始めるその巧みさ。宗教というものも、そのまやかしを確
認するためのひとつの儀式のようなものだ。本当の世界とこちらの世界を繋(つな)ご
うとする主人公の努力は、やがて空(むな)しく終わるが、その余韻さえも作者は計算
している。
村上文学は、ここでひとつの完成をみたと私は思う。(林真理子)
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◆ From: 220.134.210.46
※ 編輯: nono0520 來自: 220.134.210.46 (11/03 06:30)
※ 編輯: nono0520 來自: 220.134.210.46 (11/03 06:31)