作者sezna (sezna)
看板TSUKIHIME
標題Re: [討論] 大攝他
時間Sat Nov 19 01:24:10 2005
※ 引述《penchan (ペンちゃん)》之銘言:
: ※ 引述《penchan (ペンちゃん)》之銘言:
: : http://www.typemoon.org/bbb/diary/
: : Fate/stay night 一開始的獨白並不是士郎
それは、稲妻のような切っ先だった。
心臓を串刺しにせんと繰り出される槍の穂先。
躱そうとする試みは無意味だろう。
それが稲妻である以上、人の目では捉えられない。
だが。
この身を貫こうとする稲妻は、
この身を救おうとする月光に弾かれた。
しゃらん、という華麗な音。
否。目前に降り立った音は、真実鉄よりも重い。
およそ華やかさとは無縁であり、纏(まと)った鎧の無骨さは凍てついた夜気そのも
のだ。
華美な響きなど有る筈がない。
本来響いた音は鋼。
ただ、それを鈴の音と変えるだけの美しさを、その騎士が持っていただけ。
「───問おう。貴方が、私のマスターか」
闇を弾く声で、彼女は言った。
「召喚に従い参上した。
これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。───ここに、契約
は完了した」
そう、契約は完了した。
彼女がこの身を主と選んだように。
きっと自分も、彼女の助けになると誓ったのだ。
月光はなお冴え冴えと闇を照らし。
土蔵は騎士の姿に倣うよう、かつての静けさを取り戻す。
時間は止まっていた。
おそらくは一秒すらなかった光景。
されど。
その姿ならば、たとえ地獄に落ちようと、鮮明に思い返す事ができるだろう。
僅かに振り向く横顔。
どこまでも穏やかな聖緑の瞳。
時間はこの瞬間のみ永遠となり、
彼女を象徴する青い衣が風に揺れる。
────差し込むのは僅かな蒼光。
金砂のような髪が、月の光に濡れていた。
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賽巴跑掉會讓你白了頭髮又長高十幾公分啊,士郎
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