http://getnews.jp/archives/106337 天才的な美的センスを誇るカリスマ転校生・溝呂木美糸（ビート）を中心に、文化祭の ファッションショーの成功に向けて喜怒哀楽をともにする高校生たちの青春を描く映画 『ランウェイ☆ビート』にヒロイン役で出演した桜庭ななみが、さまざまな仕事や人と の出会いを経て自分の性格を再確認。オトナの女性になるための努力をしたいと抱負を 明かした。 本作は、胸キュン小説の女王・原田マハの人気小説を原作に、邦画史上初のファッショ ンをテーマとした青春ムービーとしても話題の一作で、桜庭は瀬戸康史演じる主人公の ビートに想いを寄せるヒロインの女子高生・塚本芽衣（メイ）役を爽やかに好演。快活 なイメージがある桜庭と、ややおとなしめのメイには距離がありそうなものの、「わた しは、どちらかというと裏方に回りたいタイプだったので、そういう意味ではメイちゃ んと似ていると思いました」と意外な共通点を告白。それが今では映画やドラマ、また 、アクトレスシンガーグループbump.yのメンバーとして歌手活動もこなすなど、人前に 出る仕事で日々活躍中。その中で楽しみを見出せるまでに成長したのだ。「まだまだ余 裕はないのですが、台本を読みながら気持ちを込める作業が楽しくなってきました。最 初の頃はセリフの量が多くていっぱいいっぱいになりましたけれど、練習も楽しいです し、達成感をすごく感じるのが、演技なんです。演じる役になりきって泣いたり、『ラ ンウェイ☆ビート』では告白したり、すごく楽しいです！」というからデビューから3 年の変化はスゴイ！ 桜庭のいう「裏方に回りたいタイプ」というのは、まさしく文字通りで、「母校の文化 祭で劇をやったことがあるのですが、わたしは道具係をしました。前に出ることがとに かく嫌で（笑）、演じたいとは全然思っていなかったんです。道具係は3人程度で、そ のほかの全員が舞台の上に出て演じたんですけど、わたしは出なかったですね（笑）」 。女優として華々しく活躍する日々となった今でも、「もう～緊張します。共演者の方 々にごあいさつするだけで顔が真っ赤になるんですよ。これが一番嫌です（笑）。初め てお会いする方にごあいさつする時は特に緊張するので、何を話せばいいのかわからな くなってしまって。クランクインの時は、すごく緊張しています」とウブな一面を恥ず かしそうに教えてくれた。 ところで、桜庭演じるメイは、劇中で何度もキュートでけなげな表情を見せてくれる。 特に、主人公のビートを見つめるシーンは胸キュンもので、ファンにはたまらない視線 が注がれているが、「ビートの一生懸命な姿がすごく素敵だなあと思いながら見ていま した」。そして、ナチュラルな見た目とは裏腹に、演技自体は難しかったそうで、「最 初に自分で想像して軸を作って、その自分のメイ像を突き通すことに必死でした。控え めな話し方とか、行動にも表れていますが、あまり自分の気持ちを伝えられないのでお となしい、でも芯は強い女の子。普通の女の子の役を演じるのが、一番難しいですね。 自分と似ているだけに難しいです（笑）」という陰の努力が涙ぐましい。 また、本作の“自分自身を変える！”というテーマについては、「ステキな女性になり たい！」という桜庭。目指す女性像は身近にあったそうで、「相手のことを考えられる ようになったり、自分の意思をしっかり持ったり、気を使えたり、そういう人になりた いですね。吉瀬美智子さんみたいになりたいです。本当に気さくな方で、優しくてきれ いですし、和ませてくれる方だったので、あこがれちゃいました！　素敵な大人の女性 になりたいです」。とはいえ、大人の女性への変身は、それほど難しくはなさそうだが ……、「いえいえ、わたしはひねくれている性格なので（笑）。でもこの仕事をしてい て、人との出会いが多くなったので、自分の性格がよりわかるようになりました」とい う桜庭。最近気づいた自己発見は、「何も考えずに何でも発言しちゃうことですね。悪 い意味だと相手の気持ちを考えていなかったりすることがありますが、良い意味だと緊 張している現場でも思い切り飛び込むことができるところ（笑）。プラマイゼロな感じ があるのですが、今後はプラスの面だけ残して頑張っていいたいですね」。ファン心理 としては、「そのままで変わらないで！」という声も聞こえてきそうなところだが、着 実にオトナへの階段を上がっている感がある18歳。 大成長を遂げた桜庭の姿を拝める日が待ち遠しい！ 映画『ランウェイ☆ビート』は、2011年3月19日（土）より、全国公開中。 --

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