作者CrystalDays (Endless World)
看板MISIA
標題[新聞] LIVE Blu-ray&DVD「25th Anniversary MI
時間Fri Sep 6 03:15:18 2024
https://misiasp.com/hoshizora12live-bd/#myc-modal-sam
LIVE Blu-ray&DVD「25th Anniversary MISIA 星空のライヴXII
Starry Night Fantasy」LINER NOTES
デビュー25周年を記念した全国ツアー「25th Anniversary MISIA星空のライヴ
Starry Night Fantasy」。もともと野外ステージの一夜限りのライヴとして始まった「
星空のライヴ」。 生演奏と歌をじっくり堪能できるこの公演はファンからの圧倒的な
評判を呼び、ホールを中心としたツアーへと拡大。25周年のアニバーサリーイヤーに、
初のアリーナツアーとして開催された。そのコンセプトはずばり〈“星空のライヴ”ベ
スト〉だ。
クラシカルにしてゴージャズなOVERTURE、そして、〈ずっと ずっと ずっと/歌い
続ける〉というフレーズに胸を打たれるバラードナンバー「星を降る丘」──1stアル
バム『Mother Father Brother Sister』収録の名曲──からはじまる本作〈DISC1〉は
“冒頭からクライマックス”と称したくなるシーンが続く。
ソウル、ファンクのテイストを取り入れたバンドサウンドとともに、コール&レスポ
ンスや手拍子で観客とセッション。心地よい一体感を生み出した後は、「星の銀貨」「
おはようユニバース」「We are the music」をつなぎ解放的な音楽空間へと結びつける
。 輝かしい笑顔で観客ひとりひとりに歌を届け、会場全体を心地良いグルーヴで包み
込む演奏とMISIAのパフォーマンスは言うまでもなく圧巻。ピアノをモチーフにしたス
テージセット、“星空”をテーマにしたライティングなど、舞台美術や演出のディテー
ルをしっかり確認できるのも映像作品ならではの楽しさだろう。
もちろん、25年のキャリアのなかで生み出された楽曲から厳選されたセットリストも
魅力的だ。“夜空を見上げて、大切な人を想う”姿を描いた「眠れぬ夜は君のせい」は
、2002年にリリースされた10thシングル。 シックなピアノの旋律と切なく、美しい歌
声が響き合い、弦とバンドが加わった瞬間に大らかに広がっていく「忘れない日々」は
1999年の4thシングル。どちらも初期の楽曲だが、このツアーのためにアレンジされ、
深みと幅を増したMISIAのボーカリゼーションによって“今”の表現へと昇華されてい
るのだ。 豊かに広がり続けるMISIAの音楽性を理解し、卓越した技術とセンスに裏打ち
されたサウンドを奏でる演奏陣も素晴らしい。ライヴ会場での生の迫力も最高だが、本
作を通し、ミュージシャンひとりひとりの音をじっくりと味わってほしいと思う。
MISIAとミュージシャンが生み出す有機的なインタープレイも大きな見どころ。特に
「地平線の向こう側へ」における“サックスと歌”“ピアノと歌”“ドラムと歌”のフ
リーセッションのようなパフォーマンスには強く心を揺さぶられた。目線を合わせ、互
いの音を交わし合うプレイヤーたちの息遣いや表情にもぜひ注目してほしい。
本作の中盤のMCでMISIAは、デビューからの25年間を振り返り「音楽の力に気づかさ
れた時間だった気がします」と語った。生きていればいろいろな出来事があり、決して
楽しいことばかりではない。 むしろ悲しいこと、きついことのほうが多いかもしれな
い。そんな現実を見据えたうえで彼女は「どんなときも生きる喜びを忘れずに、そして
、幸せを探していく強さを持っていきましょう。どんなときも希望を持っていきていき
ましょう」という言葉を観客に送る。 そのあとに歌われる「希望のうた」は、本作の
最初のクライマックスであると同時に、MISIAが四半世紀という時間のなかでたどり着
いた普遍的なメッセージなのだと思う。
温かいバンドグルーヴと流麗なストリングスが共鳴する「MELODY」からライヴは後半
へ。笑顔で観客に手を振り、自らの歌とアクションで会場全体を一つにしていく。
MISIAの表情、バンドメンバーの様子、客席がバランスよく映し出され、まるで本当に
会場にいるかのような臨場感が伝わってくる。 「好いとっと」ではMISIAがライオン(
!)と一緒にトロッコに乗り込み、アリーナを1周。絵本「ハートのレオナ」(作:
MISIA/絵:大宮エリー)の主人公はライオンの子“レオナ”。MISIA&Rockon Social
Clubのコラボレーション曲「傷だらけの王者」のMVにもライオンが登場するなど、彼女
にとってライオンは大きな意味を持つアイコンになっているようだ。
純白の衣装に着替えて行われたアンコールでは、「BELIEVE」「Everything」「アイ
ノカタチ」を披露。このツアーのセットリストはファンのリクエスト投票を参考にして
構成されていたのが、この3曲はやはり外せない。何度も聴いてきた楽曲だが、“この
日、この場所”だけの歌と演奏によって新たな命が吹き込まれ、フレッシュな感動を味
わうことができた。ステージで歌うたびに楽曲に深みが増していく──それもまた、名
曲の名曲たる所以だ。
そして、すべての中心にあるのがMISIA自身の歌であることは言うまでもない。厚み
のある低音、ふくよかな中音域、繊細さと力強さを共存させたファルセット。シンガー
としての技術の高さはもちろんだが、歌詞に込めたメッセージや想いと、R&B/ソウル
のテイストを反映したグルーヴを同時に放つボーカリゼーションはやはり唯一無二だ。
四半世紀に及ぶキャリアのなかで生まれた名曲たち、ストリングスとバンドサウンド
を融合させた質の高い演奏、楽曲の世界観を際立たせる演出や照明。そして、“歌を通
してみなさんに希望を与えたい”という強い信念に貫かれたMISIAのボーカル。LIVE
Blu-ray&DVD『25th Anniversary MISIA 星空のライヴXII Starry Night Fantasy』で
ぜひ、この至高のステージを追体験してほしい。
〈DISC 2〉には「The Glorious Story from WM」を収録(1998年のデビュー当時“ま
だ誰も触れたことがないMISIAが見られる唯一の映像記録”として話題になった「The
Glorious Story」を再録。 またBlu-ray特典として「a documentary film」も収録。
MISIAのインタビューを通し、星空のライヴのコンセプトや魅力が語られている。さら
に横浜、名古屋、新潟、東京、香港の公演のリハーサル風景、本番直前の円陣、ライブ
中に交わされる会話、終演後の様子、ツアースタッフとの撮影なども。 MISIAの素の表
情(いつもポジティブ、そして笑顔!)、ツアーの裏側を垣間見られる、貴重な映像作
品に仕上がっている。
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