這集的主角是被趕走的尾平。開始拖戲的樣子。 信とキョウカイたちは尾平の前から去る。 尾平は信に言われた追放命令を思い出す。 ─回想─ 信 『二度と飛信隊に戻ってくるな、尾平。 分かったな』 尾平のそばに落ちている紫水晶の腕輪を拾うキョウカイ。 尾平 「キョウカイ、お、お前からも信に言ってくれ、 誤解なんだって』 尾平はキョウカイに追いすがる。 しかしキョウカイは振り払い強烈な一言を浴びせる。 キョウカイ 「自業自得だろうが。 今までやってきたことは何だったんだ！！ 何年飛信隊をやってるんだ。 お前は同郷で…古参で一番長い人間のくせに…全く信のことが…全く飛信隊のことが分かってないじゃないか！！」 その様子を見ている桓騎。 桓騎 「シラケたな。 お前らもう行っていいぞ」 信 「まだこっちの話は終わってねェぞ」 桓騎 「終わってるよ。 これ以上村焼きすんなって話だろ？ もう全部終わったからこれ以上はねェんだよ」 信 「！！ …何っ」 キョウカイ 「…」 「コイツ」という表情の信とキョウカイ。 摩論 （…だったら早くそう言えば…） 桓騎 「目障りだ、失せろ。 俺の気が変わる前にな」 ─回想終了─ 信にキツイ一言を言い放たれた尾平。 そして小高い丘の先で体育座りをして悲痛な表情を浮かべる。 「尾平…」 信の言葉 『焼かれた村の人間のものだと考えなかったのか？』 尾平の言葉 『そ、それは…』 信の目から涙が溢れ出るところを思い出す尾平。 信 『っ……』 信は尾平を置いてその場を立ち去ろうとする。 雷土 「おい待てクソ信。 この出っ歯どうすんだ！？」 信 「訊いてなかったのか。 もう飛信隊（うち）のもんじゃねェ。 てめェのとこで面倒見ろ」 雷土 「はァ！？」 尾平は故郷に帰ると言い出す。 尾平 「…オレ帰るわ、城戸村に」 「なっ何言ってんだ尾平お前」 「尾平」 尾平 「やめた、もう付き合ってらんねーわ」 尾平 「信もキョウカイもふざけやがって。 ここまでどんな思いでついて来たと思ってんだ。 どんだけ血と汗を流して何回も死にかけたし弟の到は途中で本当に死んじまった…。 そんだけやってずっと一緒に闘って来たのにたかが腕飾り一個とっただけでクビって何だよ。 ふざけんなあいつら。 むっ…村人のものだと思わなかったかって！？ …っ思ったさ！ 村は壊滅してた。 村人全員どっかで殺されちまったのくれェまで思った。 だから何だってんだよ。 俺はっ…普通の人間なんだ。 信みてぇにどでけぇ夢もねぇしキョウカイみてぇな特別な力もねぇ。 そんな普通の奴が必至こいて背伸びして信にくっついてってんだ。 命がけでな。 それがどんなことか分かってんのかよ、あの二人は。 本当に無理して我慢してすげぇ必死に戦ってきたのにたかが腕飾り一個のことで飛信隊から出ていけなんて…」 ついに激怒する尾平。 尾平 「信を笑う奴はただじゃおかねぇぞ。 器がでけェから盗みも犯しもやんねェんだバカヤロォ。 人としての器がでけェからてめェらみてェに楽でクソみてェな道に流されたりしねェんだあいつは。 あいつのために死ぬことがクソ死にだと！？ ふざけんな。 弟は立派に信を命がけで守った、守りきって死んだ。 信がそれくらいすげェ奴だからっしっ信を死なせるもんかって…うぐっ。 信がきれいごと言ってんのは百も承知だ。 色んな誘惑があんのも否定しねェ。 そんなこたみんな分かってる。 分かってても関係ねェくらい新のことが好きなんだ。 みんなあいつと一緒に命かけて戦いてェんだ。 あいつのために戦いてェんだ、それがっ…！！ （それが…）」 尾平 「飛信隊─。 っ…うっ」 モブのみなさんも泣いている。 桓騎兵 「うるせー死んどけ出っ歯ー」 ボコられる尾平。 「ヌオオ、尾平を助けろォ。 オラァっ」 煽り 『隊を離れて溢れ出した飛信隊への想いと大きさ。 尾平の叫びは信に届くか─！？』 ----- Sent from JPTT on my iPhone --

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