作者isly36 (TAKAHIRO & Massu & 小涼)
看板EXILES
標題[雜誌] 月刊EXILE-8月號NO.03
時間Wed Aug 20 00:45:35 2008
揺るぎないEXILE PRIDE
“PERFECT YEAR 2008”もベストアルバム『EXILE CATCHY BEST』、劇団EXILE
公演『CROWN~眠れない、夜の果てに…』順風満帆に形となり、ついに月刊誌
『月刊 EXILE』創刊までに到達。
その雑誌第1号の特集は、HIRO自ら提案した“PRIDE”。
なぜこのワードを選んだのか。現在のEXILE として、リーダーとしての揺るぎ
ない“PRIDE”を語る。
────最初に、創刊号の特集テーマをPRIDE に決めた理由から教えて下さい。
「前回のツアーの時にバンマスのサノケンジさんが『EXILE PRIDE を持って日
々、頑張っていこう』と言ってくれたんですよ。その時にEXILE PRIDE とい
う言葉が深く心に響いたんです。キャプテン(サノさん)が普段の僕らを見
ていて、僕らのPRIDE を感じてくれていたことが嬉しかったし、自分たちは
これまでも、EXILE としての誇り胸に秘めて進んできた、と確信を持って振
り返られた。これからもそれを胸に進んでいくんだ、と覚悟も新たにできた
。それでEXILEモバイルでやっている僕のブログのタイトルもEXILE PRIDEに
変えたりしましたし。“EXILE PRIDE を胸に、迷いなく突き進む”という僕
らの想いや勢いが、僕らにとって新たなエンターテインメントの場となる雑
誌『月刊 EXILE』の創刊号にぴったりのテーマなど思ったんです」
────EXILE PRIDE。背筋が伸びる凛々しい言葉ですね。
「EXILE に自分の人生のすべてを賭けている、という強い想いもある言葉です
からね。重苦しく受け取られがちだけど、僕らは“一生懸命”とか“絆”と
かという言葉をストレートに言えるグループだから、なおさらPRIDE という
言葉は僕らにぴったりな気がします」
────周りの目を気にせず、自分たちの感覚を大切にしているということ。
それもEXILE PRIDEのひとつの表れなのでは?
「無理も背伸びもしない、ありのままの自分たちをさらけ出して夢を叶えてい
いきたいという強い想いが僕らにはあるんです。場面によっては謙虚さが必
要だったり、引かない強さが必要だったり、PRIDE の表れ方は違ってくると
思うんですが、PRIDE をしっかり持っていると、頭だけじゃなくてハートで
考えられるようになると思いますね。人への思いやりも出てくるだろうし、
他人に迷惑をかけるようなことや卑怯なことはしなくなるだろうし、自分で
ケツが拭けないこともしなくなるだろうし……。自分たちのやることに誇=
EXILE PRIDE を持てるかとうか物事のひとつの判断基準になっています。そ
こさえクリアすれば覚悟を決めて、EXILE の名に恥じないように集中して取
り組める。EXILE PRIDE は僕らにとってすごく大切で、今の自分たちを物語
る言葉だと思います」
────精神的、肉体的にキツい状況に陥った時にはEXILE PRIDE という言葉
を思い浮かべるだけで、パワーが湧いて来そうですね。
「確かに、自分を奮い立たせてくれる言葉でもあります。あと、どうしても調
子に乗りやすい職業なので、初心を忘れてはいけない、という戒めも与えて
くれますね」
────EXILE PERFECT YEARの今年に相応しい言葉だというきがしてきました。
「EXILEとしての誇りは以前からあって、非常に充実した状態でPERFECT YEAR
に入ることができたから、胸を張って“EXILE PRIDE を持って生きて行こう
!”って言えるようになったということだと思います。一昨年3月のメンバー
脱退からいろんなことがあって、去年、第二章の最初のツアーが終わった時
に、自分たちが本当に多くの人に支えられ、勇気をもらっていんだと改めて
実感したんですよ。自分たちは人に喜ばれ、元気になってもらうことでパワー
をもらい、成長し、自分たちの生きている意味を感じられるグループだとい
うのがよくわかったし、自分たちがこれからどう活動していくべきかがはっ
きり見えたことが僕らには本当に大きかったですね」
────支持してくれる人がEXILE のファンであることを誇りに思えるような
存在であり続けたい、という想いも強くなった、と。
「僕ら、褒められるのも好きですからね(笑)。AKIRA が初めてドラマ(『Around40
』(TBS系))に出演すると決まった時に『EXILEとしてのPRIDE を持ってしっ
かり頑張ってきます』と言ってましたけど、この言葉を思い出すたびにアー
ティストとしても、またひとりの人間としても気が引き締まる。EXILE PRIDE
は、今の僕らにとってすごく大事なキーワードです」
────EXILE はデビューの頃から、年齢やキャリアを越えて互いにリスペク
トし、尊重し合うグループでしたよね。EXILE PRIDE を生む土壌が、
最初からEXILE にあったのではないか、という気がするんですが、ど
うでしょう?
「素直な気持ちを持ち、多くの人に喜ばれるのが好きなメンバーが最初から集
っていたと思うし、お互いを人としてリスペクトしてきたのは確かです。で
もそれだけじゃなくて。時にはぶつかったり、いろんなことを経験し、勉強
しながらEXILE PRIDE を育み、最終的に思いやりを持って互いに接すること
ができる“場所”になれたんだと思います」
────だから新加入のメンバーふたりも伸び伸びとしているし、大きく成長
できてもいるんですね。
「今のEXILE は周りにいい影響を及ぼす“場所”になっていると思います。こ
れは経験がら学んだことですが、そういう場所に夢を持っている人間がやっ
て来ると、いい部分が育ちやすい気がします。悔しい想いをすることがあっ
ても、頑張ろうというポジティブな方向に行く。結果がついて来るかどうか
は、わからないんですけどね。今、ウチの事務所にいる若いアーティストも
、ちょっと不良っぽいコが多いんですが、みんな夢を持っているからびっく
りするくらい謙虚で、素直なんですよ。そのコたちの影響で、周りも自然に
そうなっている。EXILE から派生したいい影響を、なるべく多くの人に広め
て行けたらな、と思いますね。そうするといろんなことがいい方向に変わっ
ていく気がするんです」
────影響力のある存在になったことで“使命感”のようなものもより強く
感じるようになった、というのはありますか?
「多くの人に支持されればされるほど、世の中のためになるようなことをしよ
うという気持ちは強くなりますね。もともとBボーイで派手な世界が好きだ
から、贅沢な生活をしたい気持ちもあるんです。でも、それができる状況に
なればなるほど、子供たちのためにできることはないかと考えてしまったり
……。EXPG(EXILE PROFESSIONAL GYM)で子供たちと触れ合うのも思い出をい
っぱい作ってあげたいし、そこで親や学校の先生からは教えてもらえないよ
うなことを感じてほしいから。そういうことは僕らのような職業の人間がや
るべきことだと思ってますしね。時には破壞的とも思える刺激的なエンター
テインメントで思いっきり勝負するPRIDE と、常に初心を忘れず、俺たちは
世の中のために存在になるんだって言うPRIDE。 その両方のバランスがとれ
ていて、初めてEXILE PRIDE は保てるんだと思います」
────PRIDE は人間を大きく豊かにしてくれるんですね。
「そう思います。前は人間のキャパシティや可能性には限りがあると思ってい
たんですよ。でも自分で“ここまで”と決めているだけで、上手に息を抜き
ながら、一生懸命やっていけば無限に広げられるんじゃないか、と思うよう
になりましてね」
────実際、EXILEは可能性をどんどん押し広げているわけですからね、
PERFEC YEAR 宣言からも、その意気込みは伝わって来る気がしました。
「究極なことを言っちゃうと、『人間、いつかは死んでしまうだから、パワー
全開で行くしかないっしょ』と思っているんですよ。僕らがテーマにしてい
る“LOVE、DREAM、HAPPINESS”にはキレイな一面だけじゃなく、現実的で厳
しい側面があることや、客観的に考えたら不健全だったり理不尽だったりす
るのに、“こうするのが当たり前”って決められていたり、思い込んでしま
っているだけのことも多い、ということを伝えたい気持ちも僕らにはあって
。ただそれに対して何か言うんじゃなくて、自分たちがもっと力をつけて、
エンターテインメントを通して伝え、証明していきたい。そうすれば状況は
自然に変わっていくはずですから」
────今年はその実現に向けてステップをひとつ登る年だ、と?
「そうですね。今年は一生に一度のタイミングだし、来年以降の可能性をさら
に広げて、よりインパクトのあることできるように、頑張りたいですね」
────守りに入らず常に攻撃をし続ける姿も、“PRIDE” という言葉が重な
るようです。
「“俺らはEXILE なんだから”っていう気持ちが支えになりますよね。それで
盛り上がって飲み過ぎちゃって、次の日、いろんなところに謝ることになっ
たりするんですけど(笑)」
────たまにハメもはずさないと。だって高いハードルを設定し、ストイッ
クに自分たちを追い込む日々を送っているわけですから。
「いや、ストイック、というほどではないですね。“自分たちはまだまだ大し
たことがない”って、僕らは本気で思っていますから。人気は水物で、いつ
どうなるか分からないし。まだまだいろんな可能性を模作しながら、突って
走り続けている段階です」
────時には“大変だな~”って思うことはないですか?
「誰も思ってないんじゃないかな。むしろすごくワクワクしてますよ。3枚の
ベストアルバムのレコーディングがずっと続いていつATSUSHI とTAKAHIROも
、全然、ネガティブなオーラはないし。まあ“疲れたな~、ちょっと身体、
しんどいな”というのは各自ありますけど、目標や目的がはっきりしている
し、EXILE PRIDE をみんな明確に持ってるから、どんなに忙しくてもそんな
に忙しい感じがしていない、という……。今のEXILE は、そういう段階に来
ている感じがします」
────ひとつのことを究める人には、その人にしか見えない景色があると言
いますけど、そういう領域に今、メンバーは足を踏み入れているんで
すね。
「ひとりひとりの“本物感”は確実に増していると思います。自分たちのやる
べきことをしっかり理解しているし、ちゃんとそれを自分の言葉で語れます
からね。例えば、ATSUSHI は日本のボーカルリストの中でもずば抜けている
と思うんですよ。あれだけ多くの人に伝わる歌が歌えて、自己満足に陥らず
にもっと上を目指そうとしているのはすごいと思います。マッチャンやうっ
さんやMAKIDAIの演技にも磨きがかかってきているし、AKIRAとTAKAHIROはま
だまだいろんな可能性を秘めている。メンバーそれぞれのこれからも楽しみ
だし、パワーあるグループになってきているな、と思います」
────HIROさんの中で、個人としてのPRIDE、メンバーとしてのPRIDE、パフォ
ーマーとしてのPRIDE、そして会社の社長としてのPRIDEに違いはあり
ますか?
「正直、そういう区分けはないですね。他のメンバーもそうだけど、人前で歌
ったりパフォーマンスしたりするのは、活動の中の1割くらいなんですよ。
あとの9割は考えることだから、頭の中ではすべてが一緒というか。だから
、思いついた時に思いついたことをスタッフに投げまくってます(苦笑)。そ
れでスタッフから返事が来たら、また次を考えて……。最初のうちは、スム
ーズにいかないこともあったけど、今は、コミュニケーションの仕方を学ん
でちゃんと物事が進んで行くようになりました。今でも時々、スタッフには
申し訳ないな、と思う部分もありますけどね。話題にしてたこととは関係な
いことを突然振ったりもするから。ただ、パフォーマーとしては、表現者と
してナメられないように身体を鍛えておこうとは考えますね」
────パフォーマーとしてのPRIDE を維持するためのトレーニングには、毎
日かなりの時間を割いているんですか?
「いや。僕はあまりストイックじゃないんで(笑)。お酒も飲んじゃうし、あん
まり練習もしないですね。ただインパクト、というか、“やっぱりEXILE は
違うね”と思われるような迫力あるパフォーマンスをし続けたいと思っては
いて。だから、もう39歳ですけど、いくつになっても“バカじゃねえの!
?”って思われるくらいに、身体は鍛えようかなって思ってます(笑)。あん
まりいやらしくなく、でも“外国人よりすごい!”って思ってもらえるよう
な、キレキレなのを目指そうかなって」
────(笑)。そういえばデビューして1年半後くらいに、メンバー全員で肉
体改造をしましたよね。肉体に意識が向いたのは、応援してくれる人
が増えたからだったんでしょうか?
「EXILEとしてのPRIDEと責任感が芽生えた時期だったんでしょうね。あの時に
僕、タバコを止めたんですよ。それまでは吸っていても余裕で踊れていたけ
ど、なんか違うな、と思ったのかもしれない。あと、パワー全開でいかない
と気が済まない性格だから、2時間半のライヴをやると、死んじゃいそうに
なるんですよ。ダッミュして休んで、ダッミュして休んで、の繰り返しみた
いなものなので。だからトレーニングしておかないと体力が保てないなって
思ったんでしょうね。それにステージでケガしてからその状態でステージに
立つ辛さも知って、コンディションを整えたり、ケガをしないための準備を
するようになったんでしょう。実は去年、毎日腹筋やってたら、めちゃめちゃ
割れたんですよ。
そしたら腕に筋肉をつけた時とは、世の中の人の反応が全然違いましたね(笑)
。とくに女の子が『スゴイ!』って(笑)。腹筋が割れている人ってなかなか
いないからかもしれないけど、割っただけでこんなにモテるんだ、と思いま
した(笑)。だから、男性スタッフには腹筋がどれだけ重要か、何度も話して
います。『1日500回くらいやれば割れて来るから、絶対にやった方がい
い』って。でもこの雑誌が発売されたあとに、ジムで腹筋ばっかり鍛えてる
姿を見られたら、恥ずかしいですね(笑)。
まぁ、本当のことを言うとモテるというより、全身のウエイトトレーニング
よりスピードトレーニング、腹筋、懸垂とかが一番自分にとってバランスの
いいトレーニングで、パフォーマンスに一番に役に立つことに気づいただけ
なんですけど(笑)」
────色気ややんちゃな匂いがしないと、カッコよくないですもんね。それ
はすごく素直な気持ちだし、チャーミングだと思いますよ。HIROさん
はPRIDE を手放さずに進んで行くために必要なものがあるとしたら、
それはなんだと思いますか?
「僕が大事にしているのは想像力、かな。昔から常に“こうなりたい”とか“
あれをやりたいな”ということをイメージしてきましたからね。そうやって
いると、自然に何をやるべきかが見えてくるんですよ」
────では自信もPRIDE も無くしてしまった人には、どんなアドバイスをす
るのか教えて下さい。
「う~ん……。誇りを持てなくなったとしても、それはどの道“自分”だから
、『悩んでいる自分を素直に受け止めて、悩むなら思いっ切り悩めばいいん
じゃないの?』みたいなことを言うかもしれないですね。『ひとりで考えす
ぎないで、いろんな人に素直になれば、助けてくれる人がいるよ』とか。大
変なのは分かるんですよ、若い頃は自意識が強かったり変なPRIDE があった
りして、自分で自分を上手くコントロールできなかったりするから。20代
に仲が悪かった人とも30代になると仲良くなれるように、時間が経てばそ
れが“新しい自分”になるために必要な経験だったと思えるようになるんで
すよ。だから『時間立てば絶対大丈夫だと思うよ』みたいなことを言うと思
いますね」
────HIROさんが自信を失って悶々とした時には、どうするんですか?
「僕は、自分を奮い立たせますね。たまに1日か2日くらい落ち込んだりもし
ますけど、負けず嫌いだから、“そんなこと別に関係ねぇや、今に見てろよ
”みたいな方向に気持ちを切り替えます。“怒り”のエネルギーにはすごい
パワーがあるから、それをいい方向に向けることで、今まで気づかなかった
自分が発見できるんですよ。想い通りにできなかったのは、自分にそこまで
の実力がなかったり、自分がその程度の人間なんだっていうことでもありま
すからね。そういう“今の自分”を受け入れながら、誰かに何かを教えても
らうとか、次に向けた準備をしますね。そうやって強い気持ちで諦めずにト
ライして、いつか思い描いていた自分や立場になれば、アレはいい経験だっ
たって思えると思うんですよ。
仮に違う考えが芽生えて別の世界に行ったとしても、“満足の行く自分”に
なれた時に、きっとそう思える。究極を言うと、死ぬ間際に、『ああ、超お
もしろかった、いい人生だったな』と言えるのが一番、幸せな人なんじゃな
いかと思いますね」
────最後にそう言えたら幸せでしょうね。
「僕は20代前半、ZOOで人気者になって、その時にオイシイ思いをいっぱ
いしちゃったから、変なPRIDE の塊だった頃があるんですよ。カッコばっか
りつけていたり、理屈っぽかったり、思いやりがなかったり……本当にみっ
ともなかったな、と今は思います。やっぱり自分に自信がなかったんでしょ
うね。自分に自信が持てるようになると、PRIDE も自然に身に付くのかな、
という気がします」
────なるほど。その人らしさが前面に出ていて、穏やかで思いやりに溢れ
ていて、何もしなくても存在感がある人が、本当のPRIDE を持ってい
るのかもしれないですね。
「そういう人が一番カッコいいですよ。職業に関係なく、そういう人はきっと
すごくいいオーラを出してるし、輝いていると思います。でもなかなかそう
はなれない人も多いですから、そういう人たちの気持ちが少しでも明るくな
ったり、前に進むエネルギーが湧いてくるようなエンターテインメントを、
僕らは送り続けていきたいなと思います。そらができたら、僕らのPRIDE も
より輝くんですよ」
────PRIDEを持って生きるって、とてもステキなことのようですね。
「PRIDE があれば充実した毎日も送れるし、強いパワーを感じながらブレずに
生きていけると、僕らは信じています」
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居然長成這樣 = =
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※ 發信站: 批踢踢實業坊(ptt.cc)
◆ From: 124.9.129.10
※ 編輯: isly36 來自: 124.9.129.10 (08/20 00:49)