作者gipo776 (Gipo)
看板fireex
标题[新闻]『RUSH BALL in 台湾』现地レポ─ト
时间Thu Jul 5 20:46:27 2018
新闻连结:
https://spice.eplus.jp/articles/196520
这是一篇结合了观光跟表演的超猛报导
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『RUSH BALL IN TAIWAN ~ RB20th Anniv. SPECIAL from OSAKA JAPAN ~』2018.6.30
(sat)台湾大学体育馆
1999年の初开催から20回目の节目を迎える、大阪の野外イベント『RUSH BALL』が、“
RUSH BALL 20th Anniv.”と铭打って、泉大津フェニックスにて今年は8月25日(土)、
26日(日)、9月1日(土)の3日间にわたって开催。これに先立って、6月30日(土)に
は、台湾で『RUSH BALL IN TAIWAN ~ RB20th Anniv. SPECIAL from OSAKA JAPAN ~』
を开催した。このイベントの歴史の1ページに刻まれるスペシャルライブをレポートす
べく、SPICE编集部は台湾へと渡った。せっかくなので、ライブだけでなく、台湾で见
たこと、感じたことの一部始终をレポートしたいと思う。
出発は29日(金)の朝9时。ということで、编集部は朝7时に関西空港に集合。无事、チェ
ックインを済ませ台湾へと向かうわけだが、笔者は今回が初海外となる。このためにパ
スポートを申请したぐらいの海外素人だ。なので、空港内の国际线へと向かい、并ぶ免
税店でも舞い上がってしまった。きっと今回の台湾公演をきっかけに、自分と同じよう
にパスポートを间に合うように作った人もきっといるはずで、そうでなくとも台湾へ初
めて访れる机会になったという人はたくさんいたはず。
そもそも今回の台湾公演开催のキッカケは何かといえば、公式HPによると20周年という
节目であるだけでなく、「関空に近い関西は多くの台湾のお客さんにも来场していただ
いてます。そこでこちらから出向いて行って、もっと多くの现地の皆さんに日本のロッ
クを见てもらい、海を越えた交流をしたい!と思い企画しました」とある。すでに笔者
自身が、『RUSH BALL』に海を越えた交流のキッカケを作ってもらっているんだなと、
再确认したのである。まだ、この时点では、出発前に免税店で舞い上がっているだけだ
が……。
関西空港を9时10分に出発して、台北にある桃园空港に到着したのは11时05分。正确に
は、1时间の时差があるので日本时间だと12时すぎ。それでも、3时间たらずで行けてし
まう。関西からだと、新干线で东京へ行くのとさして変わらないと思うと、本当に近い
。で、当たり前だけど、空港内の案内表示も台湾の言叶で、スタッフの人たちはほとん
どが台湾の人。空港を出て、宿泊先の台北までタクシーで移动しながら街并みを见ても
、日本とは全然违う。歴史的な背景から、日本的な文化が残っていたりもするけれど、
やはり台湾ならではの风景が広がっているのを见て、海外に来たんだと思った。とはい
え、そう思ったのは最初だけだった。他にも、バイク移动の人がとにかく多いだとか、
色々と日本と异なるところが多々あれど、3日间滞在した限りでは、あまり“海外に来
た”、“外国だ”という风には感じなかった。これについては、ライブを「RUSH BALL
」台湾公演を通して、台湾の人たちと交流することで答えが自分の中で分かったような
気がする。
それはそうと、せっかく台湾に来たのだから街を散策してみることに。先ずは、2004年
に台湾の新たなランドマークとして诞生した巨大なタワー台北101へ。高さ509mを夸り
、中にはショッピングモールや饮食店の他、展望台も备えている。因みに、日本で最も
高いビルのあべのハルカスで300m、东京タワーで333m、东京スカイツリーで634mなの
で、どれほどの高さかイメージしてもらえるはず。足がすくむ高さだ。台北を360度望
める展望台からは、有名な観光地や自然豊かな山々を一望できるほか、会场となる台湾
大学も见ることができる。
学生総数が3万人を越えるマンモス校で、これまでには数々の政治家ら着名人を辈出し
てきた台湾トップクラスの大学。そんな由绪正しい大学で、本当にライブイベントが行
われるのか……。と、想像もつかないまま、体育馆へ足を运ぶと、台湾と日本のスタッ
フが协力してステージを设営していた。
大学のすぐ近くには、「THE WALL」というライブハウスがあった。日中ということもあ
り、残念ながら中に入ることはできなかったけれど、隙间なく贴られたバンドのステッ
カーが存在感をプンプン漂わせていて、ゴリゴリのバンドサウンドが闻こえてきそうな
空気感に亲近感を覚える。大学から歩いて15分ぐらいのところにある、师大夜市を抜け
ると「White Wabbit Records 小白兔唱片」というレコード店もある。台湾だけでなく
、日本のインディーズバンドも取り扱っていた。手描きのポップは台湾语だけれど、ス
タッフの人が日本语で声をかけてくれて気になったアーティストについて绍介してくれ
たり视聴させてくれる。音楽が好きな人たちが日々、こういった场所で日本の文化に触
れているわけだ。
もちろん、ルーロー饭に小笼包にラーメン、カニの唐扬げなど何を食べてもおいしい!
何より、どこに行ってもとっても亲切にしてくれるので居心地がいい。
■RUSH BALL in台湾
さて、前置きが长くなってしまった。本番当日。台湾大学の体育馆は、まぎれもなく、
ロックイベントの会场となっていた。外には日本にも驯染みのあるおにぎりや焼きそば
パンといった现地の店によるフードが并ぶお祭りムードに。开场1时间前には、多くの
人が诘めかけソワソワしていた。
せっかくなので声をかけてみると、「日本には行ったことがないけれど、ネットで出演
バンドについて知って游びに来た!」という学生や、「せっかくの机会だから初の台湾
旅行もかねて、思い切ってここまで」という日本の女性、中には频繁にライブを観に関
西まで游びに来ている人、过去の「RUSH BALL」Tシャツを着た人は日本からの留学生だ
ったり……と、幅広い层の人たちが集まっていた。闻き取りした限りでの话だけれど、
日本の人はみんな「この机会に台湾に来れてよかった」と言っていて、台湾の人は「台
湾に来てくれてうれしい。日本でもライブをいつかみたい」と。中には、「台湾に来て
くれてありがとう」と、言ってくれる人まで。笔者自身だけでなく、多くの人がイベン
トを机に台湾を访れていたこと、そして、台湾で日本のロックイベントを见たいと切実
に待ち望んでいた人が、これだけいたのかと、グッと込み上げてくるものがあった。と
はいえ、この时点ではまだまだ开演前。ここからが本番。スタートするや否や、日本と
はまた违った热気を目の当たりにすることとなった。
■THE ORAL CIGARETTES
FM802 DJの大抜卓人による前説から、开场のボルテージは上がりっぱなし。いよいよ开
演の时间となりステージが暗転すると、それはもうものすごい歓声が起きた。その歓声
の大きさで、台湾の人たちがどれだけこの瞬间を待ち望んでいたのかを谁もが直面した
はずだ。トップバッターで登场したTHE ORAL CIGARETTESは、その声に鼓舞されるよう
にして、バンドの状况を変えたともいえる、メジャーデビューシングル「起死回生
STORY」、そして「5150」を畳みかけ、ライブの幕开けから限界突破の势いとエネルギ
ーをぶつける。
MCでは、山中拓也(Vo/Gt)が「日本语、分かる人?」と问うと、半分以上の人が挙手。
それでも、カンペを読みながら、あえて、たどたどしい台湾语で一生悬命に想いを伝え
、コミュニケーションをとる様子に会场が和む。そのまま「日本でも台湾でも伝えるこ
とは一绪。真剣に伝えたいことを歌って帰ります!」と切り出し、「ReI」を披露。こ
の曲は、彼らがツアーで东日本大震灾の被灾した福岛県を访れたことを机に、生まれた
楽曲。过去を、未来に繋げていこうとする希望を温もりのあるサウンドにのせて届け、
観客と确かめ合うようなひと时に。そこから、ニューアルバム『Kisses and Kills』か
ら「容姿端丽な嘘」、「トナリアウ」が歌われ、艶やかな山中の声が会场に响き渡った
。“気持ちを伝える”ために、観客と全力で向き合おうとする彼らの姿势が、これでも
かと伝わってきて、日本语の歌词がより心に染みる。
聴かせるステージから、最後は再び爆裂アンサンブルで热気を上昇。オーラルの势いに
负けじと、手を挙げ、声を上げ、楽しむ観客たちのエネルギーはすさまじく、音楽は言
叶の壁を超えるということを、开始早々に证明してくれた。
■go!go!vanillas
疾走感溢れるナンバーの「マジック」で、瞬く间に観客の心を鹫掴みにしたのは
go!go!vanillas。その势いのままポップなメロディーで跃らせる「エマ」、蒸し暑い台
湾に爽やかな风を吹き込む「SUMMER BREEZE」と畳みかけていく。牧 达弥(Vo/Gt)が台
湾语で挨拶をすると大歓声が起こり、「やっとこれたよ台湾!ジャパニーズ・ロックン
ロールでみんなとハッピーになりに来たんでよろしく!」と笑顔を见せる。
そんなMCから鸣らされた「おはようカルチャー」では、特大のコール&レスポンスを成
功させて一体感をより强固なものに。メンバー全员がマイクをとって歌う「デッドマン
ズチェイス 」、「カウンターアクション」となだれ込むと、ご机嫌なロックンロール
を全身で浴びることが出来てとても気持ちよさそうに、ステップを踏み踊る観客たち。
一人一人が目の前で鸣らされるロックを受け止め、身をゆだねたり、思うがままに声に
してバンドに届ける热量がとにかくすごくて、会场内に响く歓声の大きさには惊かされ
る。そんな観客の势いを追い风に、ラストの「平成ペイン」までアグレッシブに駆け抜
けていった。
ライブが终わりステージを後にするメンバーを见送ると、うっとりした表情で立ちすく
していたり、顔を见合わせ、肩を组み飞び跳ねる観客たちが大势いた。毎回、このテン
ションで最後まで大丈夫かと心配になるぐらいだった。だけど日本国内に比べれば、め
ったに生で観れない憧れのバンドだから、一瞬も気を抜きたくないのだろう。日本の観
客ももちろん同じ気持ちに违いないけれど、海を渡ってきた自分の目には、台湾の人た
ちの眼差しとこの瞬间にすべてを捧げる热には特别なものを感じた。
■Northern19
Northern19のライブは、メンバー井村知治(Ba/Vo)の体调不良により急遽出演がキャン
セルとなったため笠原健太郎(Vo/Gt)による弾き语りに。笠原は、「急きょライブがで
きなくなり、楽しみにしてくれていた人……すみません。必ず3人で、バンドでバシっ
とライブをしに戻って来ます。その时はまた会いに来てください!」とメッセージを送
る。心待ちにしていたファンはもちろんだが、メンバー揃ってステージに立てない悔し
さは彼らも同じ。バンドを代表して、披露された楽曲は「STAY YOUTH FOREVER」。バン
ド编成とは违い、温かみを帯びたアコギサウンドになり、楽曲のメッセージがストレー
トに胸を打つ。どんなことがあっても届けたい音楽があり、どんな状况であっても彼の
声があれば歌で想いを届けられる。1曲にすべてを込め、台湾の人たちに再访を约束し
ステージを後にした。
■BRAHMAN
BRAHMANが1曲目に歌ったのは「満月の夕」。この曲は、1995年1月17日に発生した阪神
・淡路大震灾を契机に制作された楽曲のカバーで、BRAHMANが『RUSH BALL 2015』でト
リを务めた际、同曲の作者であるソウル・フラワー・ユニオンの中川敬を迎えて演奏し
たこともあるバンドにとっても大事な楽曲だ。今年の2月6日には台湾东部地震が発生、
そしてつい先日には大阪で大きな地震が起きたばかり。そんな状况だからこそ、より胸
を打つ幕开けに。
そこから、地を踏み固めるようにひとつ、またひとつとTOSHI-LOW(Vo)が力强く、「
BASIS」、「赛の河原」、「AFTER-SENSATION」と倍々に热気をまとう激情的なライブを
展开。続々と拳が突きあがるも、鸣り响く轰音とバンドの迫力に圧倒され身动きが取れ
ない観客の方が多かったようにも思う。そこですかさず、「ANSWER FOR」でTOSHI-LOW
がフロアに舞い下りる。自分自身が台风の目となり、モッシュピットの涡が大きくなり
揉まれながら観客と同じ目线に立って热唱。みるみる内に涡大きくなり、観客の心は一
つになる様子は痛快だった。
热狂冷めやらぬまま神舆のように担がれたTOSHI-LOWが「ビジョンを见て」と、英语で
投げかける。楽曲が披露されている间、そこには2011年3月11日に东北地方を袭った东
日本大震灾の影响で、事故が起きた原子力発电所で働く人たちの写真とコメント、そし
て生々しい现场を切り取った様子が映し出されていた。BRAHMANが何を想い、何を伝え
ようとしているのか。目と耳と、そして肌で感じる热量で共有していく。
ステージに戻ると、「7年前の地震で、家族や友、家、仕事…多くのものを失った」と
切り出したTOSHI-LOW。「だけど、そんな时に、救いの手を差し伸べてくれた人たちが
いた。さらに沢山の、伟大な仲间もできた。そのうちのひとりを绍介させてくれ」と、
投げかけ、ステージに登场したのは台湾を代表するロックバンド・Fire EX. (灭火器)
。これには観客も惊叹と歓喜の声を上げ大盛り上がり。メンバーのSam(Gt/Vo)が、
Fire EX. 主催のイベントでBRAHMANと共演した事について触れ、「日本と台湾は近いし
、家族みたいなものだ。また一绪に何かできたらいいな」と笑顔をみせる。そのまま「
今夜」とFire EX.の「おやすみ台湾(晚安台湾)」をコラボ。台・日の绊を象徴するよう
なステージに、涙を流し、抱き合い、声をかけ合う観客の姿が印象的だった。Fire EX.
を见送り、ラストは「真善美」でフィニッシュ。“一度きりの意味を/お前が问う番だ
”とマイクを投げ舍て、身を挺して诉えかける迫真のステージを终えた。
■ストレイテナー
20周年のアニバーサリーイヤーを迎えた、ストレイテナー。飒爽と登场すると、「彩云
」から始まり、「DISCOGRAPHY」「THE World Record」とのっけから攻めたセットリス
トに。腰にくるビートのままに、心地よさそうに身体を揺らしたり飞び跳ねる観客たち
。ここにきてより感じたのは、台湾には自分たちなりの楽しみ方で、好きなようにライ
ブを満吃する観客が多いなということ。また、例え初见のバンドであったり、初聴の楽
曲でもアーティストと向き合い、最後まで全力で楽しもうとする姿势も真挚に伝わって
くる。それぞれ自分の好きなスタイルで、ストレイテナーの音楽を纯粋に楽しんでいる
観客たちを见て、そんな风に思った。约3年ぶりの台湾ライブだというストレイテナー
は、それを知ってか代表曲をセットリストの头には持ってこず、キレキレの演奏で跃ら
せては高扬感を突き上げて、先ずは観客の心を掴んでいった。
MCでは、ホリエアツシ(Vo/Gt/Pf)が「『RUSH BALL』という、日本が夸るロックフェス
ティバルで、尊敬するカッコいい仲间と共に台湾に来れて嬉しいです。日本から来た人
は、観光も存分に楽しんで。台湾の皆さんは日本に来てくれるのを待ってます!」と挨
拶。さらに、「1日、1日が积み重なって1年になって、10年になって…。20年続けてき
ました。これまでの成功も挫折も、喜びも悲しみも悔しさも、积み重ねてきた全てを歌
います。20年前は全く见えなかった、その未来…今」と続け、「The Future Is Now」
を披露。
観客と高め合ったグルーヴを爆発させるようにして、「Melodic Storm」、「シーグラ
ス」を投下して眩い景色を生み出していった。研ぎ澄まされた音が、透き通った声が、
丁宁に积み重ねられていくごとに、どこかまだ见ぬ先へと连れてっていってくれるよう
な、期待感に満ちたライブだった。
■BIGMAMA
ベートーヴェンの第九のSEでBIGMAMAが登场。同じくベートーヴェンの『运命』をモチ
ーフにした「虹を食べたアイリス」でライブをスタートさせる。この时点からラストま
で、ほとんどMCなしでノンストップにライブを展开。かつてのクラシックがそうであっ
たように、楽曲で想いの全てを物语っていくステージングは圧巻だ。跃动感あるバンド
サウンドに合わせて、飞び跳ね、舞い踊るようにして奏でる东出真绪の美しいヴァイオ
リンの戦栗に、ひずむギターが重なっていく、BIGMAMAにしか作りえない世界へと観客
はグイグイ引き込まれていく。
今度は、チャイコフスキーの『白鸟の湖』を取り入れた「Swan Song」。谁もが聴いた
ことのあるクラシックのフレーズが、BIGMAMAの楽曲として大胆に溶け込みさらに観客
を魅了する。そして、インディーズ初期の楽曲「Paper-craft」から、今年リリースさ
れたメジャーデビューシングル「POPCORN STAR」へと軽快に纺がれ、バンドの辿ってき
たこれまでとこれからを示すかのような展开に。
真正面から受け止めると饮み込まれてしまいそうなほど、放たれる音像はみるみるスケ
ールを増していき、ファイティングポーズを崩さず、そのままドヴォルザークの『新世
界』をモチーフにした「荒狂曲〝シンセカイ〞」をアグレッシブに披露。情热的で迫力
あるセッションが、脳里に焼き付いて离れない。ラストは、金井政人(Vo/G)の声がより
ドラマチックに届けられた「Lovers in a Suitcase」。鲜やかな音の波が、息つく暇な
く流れるように展开していったライブは、多幸感と高扬感溢れる余韵を残した。
■Dragon Ash
トリを饰るのは、99年の『RUSH BALL』初开催时にも名を连ね、过去最多出场となる
Dragon Ash。イベント15周年时にトリを饰り、记忆に残る鲜烈なステージで魅せた彼ら
。ライブの幕を开ける「Stardust」は、昨年リリースしたバンドのデビュー20周年を饰
るアルバム『MAJESTIC』からの楽曲。その後に続く楽曲の多くもそうで、このアルバム
の楽曲が轴になったセットリストとなる。『RUSH BALL』20年の歴史を知る数少ないバ
ンドとして、イベントと共に歩んできた积み重ねをぶつけて、新しい歴史の1ページを
开いていこうとしていたように感じた。
拳を突き上げずにはいられないライブチューン「Mix it Up」では、《ここに制限はな
い/just free your mind/そう変幻自在/あるのはマナーと思いやり/music lover
と共にあり》とKj(Vo/Gt)が歌い、観客も兴奋の沸点をぶち壊して热狂。続く、
KenKen(Ba)もマイクをとる、バンドにとっても大事な楽曲「The Live」、そして血沸き
肉跃る展开からで観客と喜びを噛みしめ合うようにして歌われた「Ode to Joy」へ。ダ
ンサーが全身全霊でその胸の高鸣りのままに、ダンサブルなナンバー「Jump」では高く
、高くジャンプして会场が波打ち、いまだかつてないほどの祝祭感ある温かい煌めきに
満ちたムードに。そのまま、「百合の咲く场所で」、「Fantasista」とブチ上らずには
いられないアンセムが続き、全员で大合唱する最高潮を迎えた。
そして、アンコールでは、何やらメンバー同士で耳打ちをしていたかと思えば、デビュ
ー初期の名曲「Iceman」を披露! これには観客も喜びが弾け飞び、ラストは「Life
Goes On」。途中、もみくちゃになったフロアやダイバーをKjが気遣う一幕もあり、最
後まで“思いやりとマナー”を忘れず、汗なのか、涙なのか……滴り落ちる雫を拭いな
がら、全身全霊でロックを楽しむ観客のキラキラとした笑顔が溢れたライブだった。
演奏が终わると、KenKenはずっとそばに置いていた、12年に亡くなったメンバー・IKÜ
ZÖNE(Ba)の衣装スタンドを、ステージ中央に移动させてからバックヤードへと帰って
いった……。メンバー全员で台湾のステージに立ち、またひとつ前に进めたということ
だろうか。この日のMCでは、イベントについてやバンドについてほとんど语られること
はなかったが、全てはライブで体现していたように思う。かつての『RUSH BALL』でKj
が语っていた通り、このステージに立つまでにバンドは数々の苦难を乗り越えて来た。
それでも前に进んできたからこそ、今がある。そしてこれからも歩み続けようという、
Dragon Ashの想いがラストの「Life Goes On」まで、ぎっしりと诘め込まれたライブだ
ったように思う。だからこそ、かつてないほど温かく、希望に満ちたライブだったのだ
ろう。
こうして、Dragon Ashの堂々たるステージングで、「RUSH BALL」初の台湾公演の幕が
闭じた。日本と台湾の心の距离の近さ、音楽は言叶の壁を超えるということを证明して
くれた出演バンドたちは、泉大津フェニックスで3日间に渡って开催される『RUSH
BALL 2018』への出演も决まっている。この日、台湾の人と作り出した景色と、込み上
げてきた想い、そして生まれたドラマと伝説の続きを、きっと彼らが见せてくれるので
、台湾の人にもぜひ见届けに来てほしい。そして今度は仆たちが彼らを日本に迎え入れ
る侧として、共に“マナーと思いやり”を守りながら、20周年という歴史の1ページを
共に刻みたい。
ここからは余谈。初めて、台湾の地で思いっきり空気を吸って、定番のグルメを楽しみ
、街を散策してみてもあまり“海外に来た”という感覚が自分にはなかった。それがど
うしてかとずっと考えていたけれど、『RUSH BALL』で台湾の人と日本の人がロックで
繋がっているのを见た时、なんだか答えが分かったような気がした。
昔から台湾の人は“亲日”だというけれど、この“亲”は単に“亲しい”というだけで
なく、个人的には“亲戚”と言ってもいいぐらい、家族ほどの近しい心の距离も表して
いるように思う。空き时间に、台湾のお客さんと话していても、谁もが家族のように接
してくれ好きなバンドについて语ってくれたり。一绪になって好きなバンドのライブで
涙を流し、热狂して、日本とか台湾というのを関系なく感想を语り合っている様子を见
ると、“みんな同じなんだ”と思ったのだった。少なからず、あの会场に集まっていた
人たちの想いはひとつだったはず。そういう互いの亲近感が、町全体に漂っていたから
こそ、“海外に来た”という感覚にはなれなかったのだろう。家を出て、飞行机で移动
したとはいえ、またもうひとつの“家”に帰ってきたような感覚の方がしっくりと来る
。
Fire EX.のSamがMCで言っていたように、日本と(特に大阪と)台湾はとても近い距离
にあり、家族同然だというのも言い过ぎでないかもしれない。これを机に、台湾にまた
访れたいと思ったし、台湾の人たちにもたくさん日本に来てほしいと思った。そして、
自分自身が言われたように、今度は「日本に来てくれて、ありがとう」と返したい。
そんな海を越えた交流のきっかけを、また夏に『RUSH BALL』が作ってくれるのかと思
うと楽しみで仕方がない。もうひとつの家に帰るぐらいの気軽さで日本に来て、またラ
イブを共に楽しめたら嬉しいなと思う。そして自分がそうだったように、大阪を散策し
たり、食事なんかを楽しみながら、亲近感を持って帰ってもらえたら、さらに嬉しく思
う。
取材・文・撮影=大西健斗 LIVE PHOTO=桥本塁
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セットリスト
THE ORAL CIGARETTES
1.起死回生STORY
2.5150
3.Rel
4.カンタンナコト
5.容姿端丽な嘘
6.トナリアウ
7.狂乱Hey Kids!!
8.BLACK MEMORY
go!go!vanillas
1.マジック
2.エマ
3.SUMMER BREEZE
4.おはようカルチャー
5.デッドマンズチェイス
6.カウンターアクション
7.平成ペイン
BRAHMAN
1.満月の夕
2.赛の河原
3.BASIS
4.AFTER-SENSATION
5.SEE OFF
6.不俱戴天
7.ANSWER FOR
8.鼎の问
9.今夜
10.おやすみ台湾(晚安台湾)
11.真善美
ストレイテナー
1.彩云
2.DISCOGRAPHY
3.The World Record
4.From Noon Till Dawn
5.DAY TO DAY
6.The Future Is Now
7.Melodic Storm
8.シーグラス
BIGMAMA
1.虹を食べたアイリス
2.Swan Song
3.Paper-craft
4.POPCORN STAR
5.秘密
6.ファビュラ・フィビュラ
7.荒狂曲〝シンセカイ〞
8.Strawberry Feels
9.Lovers in a Suitcase
Dragon Ash
1.Stardust
2.Mix it Up
3.The Live
4.Ode to Joy
5.Jump
6.百合の咲く场所で
7.Fantasista
8.Iceman
9.Life Goes On
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飞出去的时候 不要回头
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※ 发信站: 批踢踢实业坊(ptt.cc), 来自: 114.42.203.208
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1F:推 GTR12534: 哇太长 07/06 05:36
2F:→ gipo776: 我也吓到 哈哈哈 07/06 11:28
3F:推 tracy25: 这篇是随队的人员纪录 他有说这是他第一次出国 07/06 14:19
4F:→ gipo776: 哇! t版大有点猛! 07/06 17:48
5F:推 tracy25: 之前的日本文章我会在能力范围内翻译 毕竟也只剩下这个 07/07 18:21
6F:推 tracy25: 卖点了 07/07 18:21
7F:→ gipo776: 我日文看还可以,不过翻译我翻不出来 哈哈哈 07/07 21:49
8F:推 tracy25: 日翻我觉得最重要的是断句 很多单字我也不会 但知道断句 07/08 00:19
9F:推 tracy25: 丢到估狗翻就不会差太多 除了再会青春日文版实在是太难 07/08 00:19
10F:推 tracy25: 翻之外 一般文章都通用这个原则 07/08 00:19
11F:→ gipo776: 喔喔! 了解了 07/08 01:21