作者CrystalDays (Endless World)
看板MISIA
标题[新闻] 保育所でも职场でも子どもにも「迷惑を
时间Tue Dec 31 02:33:37 2024
https://chanto.jp.net/articles/-/1005946
保育所でも职场でも子どもにも「迷惑をかけている気持ちだった」MISIA の母・小児科
医の伊藤瑞子「アメリカ帰りの上司が変えた职场环境」
MISIAさんの母で小児科医の伊藤瑞子さんが3人の子育てをしながら働くうえで、上司の
存在に助けられたそうです。「当时の日本では先进的な方法」だという働き方とは──
。(全4回中の2回)
3人目に生まれたMISIAさん「24时间保育所に助けられて」
── 年子で2人のお子さんを出産され、その7年後にMISIAさんが生まれました。
伊藤さん:长崎県长崎市の长崎大学に勤务していたころ、上2人の子どもを保育所に预
けて职场まで通うのに1时间ほどかかっていました。帰りもなるべく早く迎えに行こう
と思うのですが、渋滞に巻き込まれると车の中で走りたいような気持ちでした。このこ
ろは、子育ては2人で手一杯だと感じていました。
その後、夫が勤务する长崎県大村市にある国立病院で临床研修医として勤务したのです
が、紧急性の高い新生児や小児疾患を受け入れる体制が手厚い病院だったこともあり、
大変ではありますが、やりがいのある小児科を専攻することを决めました。この病院に
は労働组合が设立した24时间预けられる院内保育所がその当时にあったんです。48年前
にですよ。
夜中に突然呼び出しがあっても、いつでも子どもを预けることができました。子どもを
小児科の仕事で见ているとやっぱり可爱いし、この环境のなかで、もうひとり育ててみ
たいなと思って生まれたのが、次女で3人目のMISIAなんです。
── MISIAさんをその保育所に预けて働かれたんですね。
伊藤さん:次女は生後43日から院内保育所に通っていましたが、昼休みには子どもに会
えますし、子育てをハンデと感じずに安定した気持ちで仕事と両立することができまし
た。この保育所がなかったら、年子の2人の子育てでいっぱいいっぱいで、とても3人目
は考えられなかったと思います。
── 24时间いつでも预けていいというのは心强いですね。
伊藤さん:当时、私たち家族は病院の宿舎で生活していたのですが、保育所と职场の病
院と宿舎が半径50メートル以内にあってロスタイムはほとんどありません。この保育所
がとても融通が利いて、本当にありがたい存在でした。
多くの看护师さんがそこに子どもを预けて働いていました。准夜勤(夕方~深夜までの
勤务)をする看护师さんは、夕方に子どもを保育所に预け、夜中に勤务が终わってから
子どもを起こさずに隣で一绪に仮眠もできました。朝になって、子どもと一绪に家に帰
ります。そんなこともできました。
夫が当直等で不在で、私も夜间に呼び出しがあれば子どもを预けるのですが、しばらく
して患者さんの状态が落ち着いたら保育所にいる子どもの隣で一绪に仮眠し、そのあと
また病栋に様子を见に行って、これで大丈夫だとなれば子どもと家に帰るという生活を
送っていました。今考えると大変ですが、若いときで体力もありましたから、患者さん
に対して时间外の対応ができる环境がありがたかったです。
── 子どもを起こさず、隣で一绪に仮眠がとれるとはすごいです。
伊藤さん:场所も広かったですしね。それに、通勤时间もほとんどゼロになると、夫が
育児に参加できるようになったのも大きかったです。夫も、ちょっとした时间に家に帰
って子どもたちと一绪に游んだり、お迎えに行ったりすることができましたし、私が当
直(休日や夜勤)の时は、家で子どもを见てくれていました。当直室に夫が子どもを抱
っこして授乳に连れてくることもありましたね。
あの时代でも、时间的な无駄がなければ、男性が育児に参加できるんだと思いました。
今でも、女性医师の当直免除のために、そのぶん男性医师が疲弊しているという话をよ
く闻きますが、社会的にシステムを作ってなんとか解消してほしいですね。
アメリカ帰りの上司のおかげで定时帰宅が実现
── 今より女性の医师は少なかったと思いますが、职场の环境はいかがでしたか。
伊藤さん:上司にアメリカで新生児と小児科の2つの専门医を取得して帰ってこられた
优秀な男性の先生がいて、勤务环境にも恵まれました。决して次の日に仕事を残してい
いというわけではなく、自分がすべきその日の仕事はその日に终わらせて、当直医にし
っかり引き継いで定时に帰るということです。当时の日本ではだいぶ先进的だったと思
います。
アメリカは24时间医疗を保障するために、ラウンド(引き継ぎ)に时间をかけ、情报を
ていねいに共有して夜间に勤务する当直医に勤务交代するそうです。その手法を取り入
れた上司のおかげで、帰る际も「すみません、お先に失礼します」とは言わなくなりま
した。定时の夕方6时で家に帰ることが可能になったので、子どもと夕食を一绪にとる
ことができました。患者さんが心配で、帰宅後にまた出勤する日や夜勤もありましたが
、気持ちの面での负担はまったく违いましたね。
── 子育てをしていると「すみません」が口癖のように出てきてしまいます。
伊藤さん:私もそれまでは人より早く帰る际に「すみません」というのが当たり前でし
た。保育所でも「遅くなってすみません」、子どもにも「ご饭が遅くなってごめんね」
と。常に谁かに迷惑を挂けてしまっているような気持ちでいました。24时间预けられる
院内保育所の存在と、上司の指导によって変わった职场环境のおかげで、ストレスを感
じず、仕事での责任を果たせていると感じることもできました。职场と保育所、宿舎が
半径50メートル以内の小さなトライアングルの中で完结したことも大きかったです。
勤务超过が続き、主治医が疲弊してしまうことで患者さんの命に関わることは絶対にあ
ってはなりません。常に治疗方针を同僚に示して、情报を共有するチーム医疗はとても
勉强になりましたし、医师としての自信にも繋がりました。最近の働き方改革の中で、
患者さんに、「従来の主治医制ではなくチーム制をご理解ください」というポスターが
あるようですよ。そういう体制をとるところが増えてきたのでしょうね。医师の过労を
防ぎ、医疗に质も高める良い方法だと思います。
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