作者CrystalDays (Endless World)
看板MISIA
标题[新闻] 矢野顕子「ピアノと歌だけのスタイルは、
时间Tue Jul 25 16:44:07 2023
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矢野顕子「ピアノと歌だけのスタイルは、一番私を正直に表している」
1955年、青森で生まれた矢野顕子。15歳で単身上京し、高校に通いながらレストランや
ジャズ吃茶でピアノを演奏する生活を送る。
その後21歳でレコードデビュー。独特の歌声は、その顷から际立っていた。
MISIA:矢野さんの歌い方って、矢野さんしかできないですよね。しゃべっている延长
のようでもあるし。ピアノの上をぴょんぴょん飞び跳ねている、天使みたいな。ぱあっ
!て、そこからもう自由に歌ってらっしゃって、どんなふうにあの歌声と歌い方が生ま
れたのかなって。
矢野:1976年に『JAPANESE GIRL』っていう自分のレコードを出して、そのときから「
自分だけができるものはなんだろう」って、初めて头を使うようになって。その辺りか
らかな。…あっ、词っていうものを考えるようになったからですね、たぶん。
それまでずっと自分の职业は「ピアニスト」って书いてた。それが歌も歌う。で、ちゃ
んとお金をいただいていく。つまり「矢野顕子」っていうアーティストができたときに
、何を伝えるか。やっぱり歌を歌っているから言叶がある。で、言叶っていうのは、発
した言叶から责任が生じるじゃない?
MISIA:分かります、はい。
矢野:この曲を歌います、この曲はこういう歌です、谁に届けたいです、っていうのが
はっきりできる。できてからが、このスタイルになったんだと思う。
で、私はピアノと歌とセットになっているでしょ?だから、それまでのピアノはかなり
强く弾いてたけど、音がちっちゃくなったんです。なので、ちゃんとしたピアニストと
一绪に2台でやるときは、私は圧倒的に音がちっちゃいの。
MISIA:へええ。
矢野:(私のピアノは)やっぱり歌を活かすためのピアノ。いろんな切り口がある中で
、でも今の矢野顕子の、ピアノと歌だけのスタイルは、一番私を正直に表していると思
います。
近年、矢野がひときわ思いを寄せるテーマが「宇宙」。
最新作では宇宙飞行士の野口聡一とのコラボが実现し、野口が宇宙で书いた14编の诗に
、矢野がメロディーをつけた。
MISIA:なぜ宇宙に兴味を持たれたんですか?
矢野:宇宙、実は小さいときから好きだったんです。
MISIA:そうなんですか。
矢野:だけど、(子どもの顷は)目が悪いから星っていうのを见たことがないんです、
私。
夜空を见上げても真っ暗にしか见えなくて。それが、大人になってから白内障の手术を
して、ふって见たら、「何あれ」って。初めて私は星に兴味を持って。
MISIA:宇宙に行かれたときの、野口さんのポエムなんですよね。
矢野:はい。私、野口さんが宇宙に行く前に「なんでもいいから书いてください。私、
书いたものに全部、曲付けます」って言って。もう、まったくの思い付きですよ。
MISIA:すごい!面白い!どうしてそんなことを思いつくんだろう。
矢野:そう、面白いって言ってくださって。
宇宙飞行士が宇宙に行って、「地球がすごいきれいでした」とか、そういう本はたくさ
んあるんです。だけど、1人の人间が宇宙でどういう気持ちだったか、地球を见たとき
にどう感じたのかっていうことに焦点当てたものはあまり私は见たことがなくて。つま
り、私は宇宙に行きたいんですけど、一番楽して行きたいと思って。
MISIA:笑。でも、宇宙に行くためにいろいろされてるって。
矢野:一応ね。だけどつらい训练とか嫌じゃない?
MISIA:笑。
矢野:それで、行く人から何かいただいて、それによって私は一绪に行ったっていうこ
とになるんじゃないか。だけど、私ができることっていうのは、やっぱり音楽を作るこ
とだから、野口さんに「诗を书いてください」って言ったら本当に书いてくださって。
それで、野口さんの词を歌うと、「本当に私は野口さんと一绪に宇宙行った」って平気
で言えるようになるんですね。
2023/4/14 スイッチインタビュー「矢野顕子×MISIA」EP2より
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