作者CrystalDays (Endless World...)
看板MISIA
标题[新闻] 红白歌合戦で MISIA が聴きたくなる理由
时间Sun Dec 12 14:35:00 2021
https://madamefigaro.jp/culture/211203-misia1f.html
红白歌合戦で MISIA が聴きたくなる理由。
琴线に触れる音楽にはどんな秘密があるのか? なぜ紧急地震速报にビクリとするのか
? 人の生活と音の関系に科学で迫る。
年末の风物诗であるNHK「红白歌合戦」の出场歌手が、11月19日に発表された。
红组には东京五轮で国歌斉唱したMISIA、中高生に大人気のガールズグループNiziUら22
组、白组には动画サイトで人気が爆発した「歌い手」のまふまふ、演歌だけでなくポッ
プス歌唱やライフスタイルも话题の氷川きよしら21组がラインナップされている。松平
健が选ばれた特别枠での出场歌手は、今後も増える可能性がある。
ポピュラー音楽は「时代を映す镜」と言われてきた。近年、その言叶を里付けする研究
がアメリカと日本で行われている。
米ローレンス工科大学のカスリーン・ネイピア氏とリオール・シャミール氏は、1951年
から2016年の间に米シングル人気チャート「ビルボード・ホット100」にランキングさ
れた6000曲以上の歌词の「感情」をAI分析した。
それぞれの曲の歌词に含まれる怒り・恐れ・嫌悪・喜び・悲しみを示す言叶を0~1のス
コアで数値化すると、「怒り・恐れ・嫌悪・悲しみ」のスコアは65年间で年々増えてき
ているのに、「喜び」は徐々に减ってきているという结果に。
さらに、1960年代後半から70年代初头にかけて市民运动が活発化していた时期は怒りや
嫌悪のスコアが高く、1989年の冷戦终结宣言の前後は「恐れ」スコアが急减したという
现象も见られた。
日本では、2017年に株式会社シンクパワーと産业技术総合研究所が歌词のトピックを可
视化するツール「Lyric Jumper(リリック・ジャンパー)」を开発して、谁でも使える
ように无料公开した。
このツールを使うと、あるアーティストの倾向が「自分探し」「大人の恋爱(男性编)
」「言叶游び」など20个のトピックに添って円グラフで表示される。1曲ずつでも见ら
れるし、各トピックの代表的なアーティスト名を知ることもできる。
たとえば、星野源ならば「センチメンタル」「青春」「自分探し」に関连する歌词が多
く、同じ倾向を持つアーティストは森山直太朗やレミオロメンだ、という具合だ。
リラクゼーション効果をもたらす 1/f ゆらぎ。
音楽と科学を结びつけるキーワードでは、「1/fゆらぎ」が最もよく闻く言叶だろう。
そもそも「ゆらぎ」とは、部分的な不规则性のこと。自然界で规则的だと思われるもの
、たとえば天体の轨道运动などにもゆらぎは存在している。太阳の周りを公転する地球
は、毎年、全く同じ轨道を周回するわけではない。
ある事象でゆらぎが大きすぎると、人は次に何が起こるかが予想できなくなり、不安に
感じる。いっぽう、ゆらぎが小さすぎると、人は単调で変化がないと感じるようになり
、つまらないと感じてしまう。
ゆらぎには何种类もあり、1/fゆらぎはパワー(周波数密度)が周波数fに反比例するよ
うなゆらぎだ。
现在では、生物の神経细胞が発射する电気信号の间隔が1/fゆらぎをしていることが分
かっている。さらに、人の生体リズムにも1/fゆらぎが存在すること、外部から五感に
诉えられた时に1/fゆらぎが快适と感じることも判明している。たとえば、小川のせせ
らぎ、そよ风、蛍の発光、ろうそくの炎の揺れなどは1/fゆらぎをしていて、体感する
と心地よく感じると言われている。
日本の1/fゆらぎ研究の第一人者である武者利光・东京工业大学名誉教授は、「自然界
の1/fゆらぎ音を闻くと、脳内がα波の状态になり、リラクゼーション効果をもたらす
」と説明する。以前から「聴くと癒やし効果がある」と言われていたモーツァルトの室
内楽『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』を分析すると、1/fゆらぎをしていること
も検证された。
最近は「1/fゆらぎの声の持ち主」も话题になっています。红白歌合戦に関连のあるア
ーティストでは、美空ひばり、MISIA、宇多田ヒカル、徳永英明、平井坚、Official髭
男dismのボーカル・藤原聡らの歌声が1/fゆらぎをしていると分析されている。
癒やしに関する音の要素として、ヒーリング音楽では「528ヘルツ」が强调されている
こともある。一部の生物学者や音楽疗法は「528ヘルツはDNAを修复する」と主张。断言
するには、さらなる科学研究と再现性の确认を待たなければならないだろう。
もっとも、528ヘルツはグレゴリオ圣歌で使われる音阶に现れる周波数で、长年に渡っ
て人々の癒やしの记忆と结びついた音阶と言えるのかもしれない。
紧急事态速报チャイムの条件とは。
癒やしや気分をよくするために聴くのが音楽だが、「人を紧迫させる音」を追求して社
会に役立てた人もいる。
今秋は紧急地震速报の発表が多発した。2021年は昨日11月22日までに9回発表されてお
り、うち6回が9月以降だ。
NHKが使っている紧急地震速报を知らせるチャイムは、音响学や福祉工学を専门とする
伊福部达・东京大学名誉教授に作成を依頼したもの。东日本大震灾の第一报の前にも流
れたこのチャイムは、①紧急性を感じさせるが不快感は与えない、②聴覚障がい者や高
齢者などにも闻こえやすい、③すでに使われている効果音やアラーム音などに似ていな
いなどを考虑して作られた。
伊福部教授の叔父は、ゴジラの映画音楽などで知られる作曲家の伊福部昭氏。伊福部教
授は、紧急地震速报のチャイムに「ゴジラ音楽」のフレーズを取り入れることも考えた
が、「よく知られていて恐怖心を煽る面もある」と考え、昭氏の「シンフォニア・タプ
カーラ」の第三章冒头部の和音を参考にした。C调に転调して、アルペジオ(和音を构
成する音を低音から一音ずつ连続して鸣らす)にしたのが「ド・ミ・ソ・シb・レ#」
のフレーズだ。
伊福部教授は①アルペジオの速度を早くする、②「ソ・ド・ミ・シb・レ#」に顺番を
変える、③フレーズの2度目は半音上げるなどの工夫を凝らして、実际のチャイムを作
った。
心地よい音楽も人々の生活を豊かにするが、聴くとビクリとする紧急地震速报のチャイ
ム音も命を守るツールとして私たちの生活に根ざしている。音と人の関系は深渊と言え
るだろう。
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