作者CrystalDays (Endless World...)
看板MISIA
标题[新闻] MISIA × 川谷絵音インタビュー<後编>
时间Sun Jul 18 06:01:35 2021
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MISIA × 川谷絵音インタビュー<後编>「自分を変えるというより、変えられて起こ
る化学反応が楽しみ」
MISIA×川谷絵音の梦のコラボで话题の、MISIAの最新作品「想いはらはらと」(4月28日
配信)について、二人のレアなクロスインタビューが実现。<前编>に続いて<後编>
では、表现者としてコロナ祸で一番感じたこと、そしてお互いに闻いてみたかったこと
など话は多岐に渡り、贵重な话が飞び交う有意义な时间になった──。
「コロナ祸で、今までは自分が思っている以上に、人のことばかり考えていたことに気
づいた。でも无理をせず、自分のことだけを考えようと思えたことがよかった」(川谷)
「音楽は不要ではないし、意外と不急でもなかったと実感させられた一年だった」
(MISIA)
──コロナ祸で表现者として一番変わった考え方や、新たに感じたことを教えてくださ
い。
川谷 人に会わなくなったので、自分のことを考える时间ができて感じたのは、今まで
、思っているよりずっと人のことを考えていたんだなと思いました。自分は元々引きこ
もり体质であったということを忘れていたというか、外に出ることが普通になっていた
ので、本当は疲れていたんだなとか、隣の芝生は青い的な感覚に陥りやすかったんです
けど、自分のことだけを考えようと思えたことがよかったです。そう思っている人もた
くさんいるのではないでしょうか。なのでライヴができなくなったりはしましたが、あ
まりマイナスのことばかりではなかったと思っています。
MISIA 音楽は不要不急のものって言われたこともあったけど、不要でもなかったし、
意外と不急でもなかったと実感させられた1年でもありました。ライヴをやった时も、
歌い始めた瞬间、お客さんが涙を流しながら聴いてくださって、ライヴに来たくて来た
くて仕方がなかったという気持ちが伝わってきましたし……。これまで以上に音楽を大
切に届けたいと思いますし、そんな时にこんな素晴らしい曲を歌うことができて有り难
く思いますね。
「お客さんのライヴの向き合い方が変わったのを感じて、演る侧の気持ちもガラッと変
わってきました」(川谷)
──この状况での国の対策を见ていると、音楽、エンターテインメントは不要ではない
けど不急、という感じの扱いの分野として见られています。
川谷 娯楽ではあるので、そこは难しいですよね。东日本大震灾の时も、电気を使うと
いう部分で音楽って真っ先に今は必要ないものになって。でもそんな中でもみなさんが
音楽を必要としていることは、去年ライヴをやりながら改めて感じたし、ライヴができ
ることって当たり前じゃないんだなということも実感しました。ステージに出ていくだ
けで、お客さんの気持ちが前のめりになる感覚が以前とは违って、「ライヴに行くこと
を反対されましたが来ました」という人もいたし、「会社で行くなって言われましたけ
ど、万全の対策をとって来ました」とか、今までにはなかったライヴに向けての気持ち
の作り方を感じるので、当然演る侧の気持ちも変わってきました。
MISIA そういう尊さを知った後の人の力はすごいものがあると思います。今回の映画
も、1994年のリレハンメルオリンピックスキージャンプ団体戦で、金メダル确実と言わ
れながらアクシデントで金メダルを逃してしまったけれど、その悔しさや、そこにかけ
るメンバーの想いというその尊さを知っていたからこそ、テストジャンパーとして、メ
ンバーをサポートしようと思えたのかもしれないですよね。そして、あの奇迹につなが
ったのかもしれません。今私たちはそういう力に満ちている时だと思いたいです。
「どんなことも、一人ひとりの心と心がつながった时に奇迹が起こる。その一人ひとり
への応援歌が『Welcome One』です」(MISIA)
──「想いはらはらと」と同时配信リリースされる「Welcome One」もMISIAさんが作词
を手がけた前向きな言叶がつまっている歌词と、小森田実さん作曲、CHOKKAKUさんアレ
ンジのハウス调の楽曲が、力を与えてくれます。
MISIA この曲も东京オリンピック・パラリンピックにむけたJRA马术竞技応援の新CMソ
ングなっていて、马术竞技は人马一体、思いを重ねて行う竞技なので、马と人の心がひ
とつになった时に成し遂げられることがあるということと、选手や応援する人の気持ち
も一つになった时に、ミラクルは起こるし、その奇迹を起こせるのは私达一人ひとりで
、その一人ひとりへの応援歌になるといいなと思いました。
「絵音さんはいくつもバンドをやっていて、マルチプレイヤーで、まるで分身の术を使
って全てのことに全力で向き合っているようです。その色々な絵音さんを、一度ギュッ
とひとつにして、见てみたい」(MISIA)
──こうしてお二人でお话する机会もなかなかないと思いますので、せっかくですので
お互いが闻いてみたいことがありましたら、是非この机会に(笑)。
川谷 こんなにスタッフがたくさんいる中で、改めてそう言われると、困りますよね(
笑)。
MISIA 「想いはらはらと」は何をしている时に浮かんできたんですか?
川谷 いつものように部屋でひとりで作りました。作ろう!と思って始めるとなかなか
いいものができないので、その気持ちは远くに置いて作りました。
MISIA 絵音さんはいくつもバンドをやっていて、やれることも多くて、まるで分身の
术を使っているような気がします(笑)。全部やりたいから、自分をバラバラにしてそれ
ぞれと向き合っている感じがするから、一度そのバラバラになっているものを、ギュッ
とひとつにした絵音さんを见てみたいです(笑)。
川谷 多重人格ではあると思います。色々なバンドをやっているので、そのメンバーに
会う时の自分をわけて使っている感じです。そうしないとすごく疲れてしまうので。
MISIAさんも色々なジャンルの音楽、バンドと向き合っているので、そういう意味では
そのバンドによって自分を変えていく感じなのかなと思っていました。
MISIA 変えるのではなく、自分が変えられるが楽しいというか、化学反応を楽しんで
いる感覚です。だから絵音さんとやるのもすごく楽しかったし、こんなメロディ感歌っ
たことがなかったので、刺激されました。
川谷 この曲をMISIAさんがラジオで初オンエアしてくださった後の、リスナーの反応
を见たら「珍しい曲调」とか「メロディが细かい」という声が多くて、やっぱりそうな
のかって実感しました。
MISIA リズムとメロディの取り方、言叶の乗せ方が本当に面白かったです。
川谷 仆が作る曲は“决め”が多いってよく言われて、歌の中でリズムを作らないタイ
プで、MISIAさんのように色々なメロディが歌えないので、自分が歌いやすいように作
るとああいう感じになるのだと思います。本当はストレートに歌う曲も作ってみたいと
思って、毎回チャレンジしてみますが、自分で歌うと物足りなさが胜ってしまって、结
局刻んでいく感じになります。
MISIA 絵音さんのライヴ映像を観て、どういう风に歌っているのか口の动きを见て、
このメロディを歌うにはどういう口の开け方をすればいいのかをチェックしました。
川谷 むちゃくちゃ耻ずかしいですね(笑)。MSIAさんの歌はゴスペルがベースになって
いるんですか?
MISIA ゴスペルは聴いていいなって思って、特に习ったりはしていなくて…。
川谷 どういう歌の练习をしているんですか?普段は毎日练习するんですか?
MISIA 私は元々地元の合唱団に入っていて、ボランティアでやっていらっしゃったそ
この先生が音大の声楽科を出ている方で、その先生にクラシックの基础を学び、それが
今でも自分の中のベースになっています。なのでクラシックの基础をポップスやジャズ
に応用して、勉强しているだなということを、後になって感じました。その先生に、基
础练习の大切を教えていただきました。今は自分の歌に変な癖が出てきたときに、スタ
ジオにこもって修正するという感じです。
川谷 仆は癖が出てもそのままいってしまうので「あれ、前の感じにならない」って思
いながらそのままやってしまって、结局迷宫入りすることが多いです。
MISIA 自分の声をレコーディングするといいですよ。それを客観的に聴いて、ピアノ
を鸣らして、この音阶と音阶の间に癖があるって全部チェックするとわかります。なん
かすみません、先生みたいになってしまって(笑)。
「絵音さんの作品はプロデューサー、アーティスト、作家としての音作りがミックスさ
れているから、一音対しての意味合いが强いのだと思う」(MISIA)
「作品にどうしても自分が入ってしまうので、职业作家の方の作り方は、やろうと思っ
ても真似できないです」(川谷)
──川谷さんの作品は、どの曲も难しくて、普通の人はなかなかカラオケとかでも歌う
のが难しいですよね。
川谷 歌いづらいとはよく言われます(笑)。
MISIA どちらかというと、歌がセリフみたいなんです。だから歌词に共感できて、気
持ちが乗っていないと歌うのが难しいんだろうなって、歌っていて思いました。
川谷 一生悬命メロディを追うあまりに、ロボットみたいな歌い方になる人も多くて。
MISIA 絵音さんの作品はプロデューサー、アーティスト、作家としての音作りがミッ
クスされているから、一音に対しての意味合いが强いのだと思います。ひとつひとつの
音、言叶の全部に意味があるから、それを解かないと思うように歌えないないのだと思
います。
川谷 作品にむちゃくちゃ自分が入ってしまうところがネックだと感じていて。だから
いつも职业作家の方の作り方はどうにも真似できないなぁと思っていて。
──将来は职业作家を目指しているんですか?
川谷 仆は元々歌うのがあまり好きではなくて、年々歌うのはもういいかなって思うよ
うになってきて…。
MISIA じゃあまた是非曲を书いて下さい(笑)。
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