作者CrystalDays (Endless World...)
看板MISIA
标题[新闻] 『SING/シング』の「声优成分やや多め」
时间Mon May 8 00:39:05 2017
http://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1493651679
『SING/シング』の「声优成分やや多め」のキャスティングはなぜ成立したのか? 音
响监督・三间雅文さんインタビュー!
2017年3月17日より全国公开中の映画『SING/シング』は、『ミニオンズ』や『ペッ
ト』などの人気作に続くイルミネーション・エンターテインメント制作の最新作です。
吹き替え版には、内村光良さん、歌手として活跃するMISIAさん、「スキマスイッチ
」の大桥卓弥さんをはじめとする着名人が参加している中で、アニメファンなら谁もが
知る、声优の山寺宏一さん、坂本真绫さん、宫野真守さんなど、他にも多くの豪华声优
が吹き替えを担当しています。
一般向けの剧场アニメとしては「声优成分やや多め」という类を见ないキャスティン
グで、声优と役者が良い塩梅で混在していることでも话题を呼んでいます。
この异色とも言えるこのキャスティングの挂け人は、音响监督・三间雅文さんです。
三间さんは『ポケットモンスター』『黒子のバスケ』『进撃の巨人』『カードキャプタ
ーさくら』など、30年以上に渡って多くのアニメで音响监督を务めており、アニメ界の
往古来今を知る人です。
では、どんな経纬で、どんな意図で『SING/シング』は作られたのでしょうか? そ
の理由を语っていただきました。
三间雅文さんが考える、キャスト・キャラクター・演技の関系性とは!?
──『SING/シング』では多くの声优さんが起用されていますが、キャスティングは三
间さんが行ったのでしょうか?
三间雅文さん(以下、三间):そうですね。最终的な决定はアメリカの制作会社が行う
のですが、声优さんの候补は仆が选びました。
──キャスティングを见ると、役者さんに寄せているわけでもなく、声优さんに寄せて
いるわけでもないように感じました。この絶妙なバランスはどのように生まれたのでし
ょうか?
三间:『ポケットモンスター』で20年间お付き合いさせてもらっている、プロデューサ
ーの方がいらっしゃるのですが、今回はその方が仆を起用してくれた形なんです。その
方は仕挂け人なので、その仕挂けとして仆が呼ばれたんですね。その结果として、今回
のキャスティングなんです。なので、仆が元から絶妙なバランスを狙ったというわけで
はないんですよ。
──起用された际に、何か要望はありましたか?
三间:『ペット』から続いているこのシリーズの一般のファンに加えて、「『SING/シ
ング』ではもっとアニメファンも取り込みたい」というお话がありました。その狙いが
あって、多くのアニメに携わってきた自分が呼ばれたというわけです。
──その要望の结果、このようなキャスティングができあがったわけですね。
三间:要望こそありましたが、吹き替えは芝居ができないと难しい仕事だと思うので、
芝居ができる人を优先して选びました。キャラクターというよりも「その人の内面には
こういう部分があるから、それを出す芝居をしてもらったらきっと面白いんじゃないだ
ろうか?」という感じで候补を出して、必ず面白くしてくれる人を选んだつもりです。
宫野さん演じる「エディ」には、もう一人の「エディ」がいる!
──宫野真守さんは、歌も上手く、ハツラツとしたキャラクターですが、参加されてい
るのは「ヒツジのエディ役」です。本编では歌わない役を选んだのはなぜでしょうか?
三间:単纯にあの役がぴったりだったからです(笑)。彼のひょうひょうとしている部
分とか、ひょろっとしている姿がキャラクターと似ているなと思いました。あえて歌が
うまい人を歌わない役に选んだというわけではなく、単纯にその人に合っている役を选
んだんです。ですが、オーディションシーンでは歌っていますよね。そういう见た人に
楽しんでもらえる“游び”は仕込んでいます。
──エディと宫野さん共通部分があるんですか? いつものかっこいい姿からは想像で
きないないキャラクターですね……。
三间:いえいえ、似ていますよ。やっぱり彼はステージに立つと凛としているんですが
、実际は甘えん坊な部分もあるんです。子役时代もあるので、大人との接し方を知って
いるんですよね。「ここは缓んでいいんだ」「ここは缔めておこう」っていうのを切り
替えているんです。『ポケットモンスター』で4年近くレギュラーを务めてもらったの
ですが、そのときはまるで息子?弟?のように思っていました。
──お付き合いの长い三间さんだからこそ知っている一面が、今回ピッタリと役にハマ
ったわけですね。
三间:エディ役のオーディションでは、「作ってもらった状态」と「ナチュラルな状态
」の2种类をやってもらいました。「作ってもらった状态」は、エディは大きな歯が特
徴なので「喋りにくそう、面倒くさそうな感じで喋って」というオーダーを出したんで
す。そしたら、本当に笼ったような「んぉ?、ふぉふは」みたいな声でやってもらえた
んですよ。「ナチュラルな状态」は、彼のそのママですね。
そして、结果的にアメリカ侧が选んだのが、ナチュラルな方だったんです。「作って
もらった方」は宫野さんからすると初めての演技だったらしく、楽しくてノリノリでや
ってくれたんですが、やりすぎちゃったのかもしれないですね(笑)。
坂本真绫さんのような才能を见出すために、自分がいる!
──ブタのロジータ役の坂本真绫さんは芸歴も长く、声优の中ではアーティスト寄りで
、キラキラしたイメージを持っている人も多いと思います。子だくさんで缲り返す毎日
にうんざりしているロジータとは、一见正反対のように见えます。坂本さんも本人の印
象とキャラクターを结び付けたのでしょうか?
三间:そうですね。仆たちはスタッフなので、坂本さんのきらびやかな姿を常に後ろか
ら见ているんです。だから、自分たちの彼女のイメージは楽屋からみた姿なんですよ。
スタッフから见た彼女のイメージは“不思议ちゃん”ですかね。
彼女は不思议ちゃんですが、同时に自分の信念がすごく强い人なんです。ロジータも
、家事に追われる中でどうしても断ち切れない梦を持っています。その执着心のような
部分を表现してもらえて、尚且つ歌唱力も高い人、という点で坂本さんを选びました。
この2点で坂本さんを超える声优は居ないと思っているので、仆は最初から坂本さん推
しでしたね。
──世间一般では坂本さんよりも知名度が高い声优さんも多いと思います。坂本さんを
起用するための要望などはあったのでしょうか?
三间:确かにそうですね。今回仆が呼ばれているのは、坂本さんのような方をしっかり
と选ぶためだと思っているので、周りの方にそこは信用してもらって、仆が考えたキャ
スティングを行いました。しっかりと芝居ができる方を选ぼうと决めていて、その考え
を信じてもらえたことが成功に结び付いたのだと思います。
もちろん、もっと知名度のある声优さんもいます。ですが、そこで声优ランキングな
どを见て配置していったら、他の作品と似たようなものになってしまうんです。そうす
ると声优ファンに媚びているのが见えてしまい、作品として悪い结果に向かってしまう
と思いました。そう考えると、今回はいい流れで事が运んだのではないかと思います。
多数の声优さんの参加は、三间さんの応援団として参加?
──アニメファン目线では「その端役にその人!?」という方がたくさんいらっしゃった
と思います。
三间:そうですね。エンドロールを见て、散りばめられた声优を探してもらう狙いは戦
略としてありました。例えば、『钢鉄城のカバネリ』の畠中佑さんなどですね。见つけ
たときにおもしろいと思ってほしかったので、あえて端役を演じてもらったんです。
──それは狙い通りですね。キャストの方々にはどのように声をかけたのですか?
三间:それについては、実を言ってしまうと、仆は吹き替えを担当するのは今回が初め
てなんですよ。アニメは35年近くやってきましたが、吹き替えはお诱いを受けても断っ
てきたんです。ですが今回は、20年一绪に仕事をしてきた方に「お前が必要だ。いつま
でもやらないじゃなくて、やってみろ」と言われてやってみることにしました。
まず、初めての吹き替えというこで、仆のわがままを闻いてもらえる人に参加しても
らおうと思ったんです。水树奈々さんはデビュー作からのお付き合いなんですが、事务
所を通して「すごいセリフは少ないんだけど、それでも仆の考えをくみ取ってもらえる
人にお愿いしたいんです」と伝えたところ、本人から快く承诺してもらえました。
──アニメ経験の长い三间さんだからこそ実现したキャスティングというわけですね。
三间:水树さんと収録现场で会ったときは「仆も初めての吹き替えだから、水树さんに
引き受けて贳えて嬉しいよ」とお礼を言いました。今回はそういった落とし所があった
ので、こうして参加してほしい人を口説いていったんです。
良い収録は「信頼関系」から、信頼関系は「素直な自分を见せること」から
──吹き替えを担当するのは今回が初めてということですが、普段は関わらないであろ
う、声优活动が本职ではない方々と収録をした感想を教えてください。
三间:仆は素直なお芝居をしてもらいたいのですが、大桥さん、MISIAさんをはじめ、
声优が本职ではない方は、まずはこちらから近づいて内侧をさらけ出さないと、向こう
も心をさらけ出してくれないんじゃないかと……。仆を「50歳を越えたアニメに长く携
わっている人」と思って“铠”をつけて来るんじゃないかと……。
──なるほど……。では、どのように信頼関系を筑いたのでしょうか?
三间:“铠”脱いでもらうには、先にこっちが脱ぐしかないと思い「すいません!仆は
今回が吹き替え初めてなので、よろしくお愿いします!」って挨拶したんです(笑)。
ある意味ちょっと跪いて、みんなに助けを求めたんですよ。そうすれば、向こうも「あ
、お互いに初めてなんだ」と思って、内面をさらけ出してくれるのでは?と。そこから
コミュニケーションが取れればいいなという考えでした。
──そういった方々には、どのような指导をなさったのでしょうか?
三间:アニメは「これが正解だからこうして!」とこちらから芝居を决めてしまうこと
が多いんです。でも、吹き替えで质问を受けた际には「ここがわかりません」と闻かれ
たら「今どんな気持ちでしたか?」など、お互いの心を探りながら芝居を完成させまし
た。
特にスキマスイッチの大桥さん、MISIAさんの2人は芝居の経験がなかったということ
もあり、すぐに内面を见せて、良いお芝居をしてくださいました。逆に、少しでも芝居
をやっていたら、自分の中で芝居の形が决まってしまうので、あそこまで素直な演技は
してもらえなかったと思います。お二人とも本当に良い方で、一绪にご饭いきたいなっ
て思ったくらいでした(笑)。
──初めての吹き替えというお仕事。苦労したこともあったのではないでしょうか?
三间:2016年の10月あたりからスタートして、约5か月近く続く长い仕事でした。途中
で「この仕事降りたい……」って思ったこともありました。绍介して顶いたプロデュー
サーにそう伝えたときは「途中で降りられるわけないだろう!」って言われました(笑
)。そのときは、仆の性格をよく知っている人に、弱音を吐いて、愚痴を闻いて欲しか
ったんです。不安になるたびに、彼に相谈したり、励ましてもらったりしました。
──30年近いキャリアの三间さんでも、辛いと思うことがあるんですね。
三间:やっぱり初めてのことって怖いですよ。アニメはキャストが全员揃って「いっせ
ーの!」の同时収録なので、収録後にザラっと感じた部分をチェックし、必要であれば
直すんです。ただ、吹き替えは収録が1人1人で、それをいざ重ねたときにシンフォニッ
クな(芝居として呼吸が合う)ものになっているのか心配で。収録日は、自分を鼓舞し
ないとスタジオに入れないくらいでした。
大桥さんには、映画『ポケモン』で楽曲を提供してもらったことはありますが会った
ことはありませんし、MISIAさんはいつも自分が曲を聴かせてもらっている侧ですから
ね。そんな方々を相手に仕事をしなければならないということで、常に不安でいっぱい
でした。
──タレントと言えば、『SING/シング』では内村光良さんもキャスティングされてい
ますが、収録の际の感想はどうでしたか?
三间:内村さんも怖かったですね。内村さんは、本を书いている、脚本も书いている、
演出もやっている、お芝居もやっているということで、その経験とどう向き合うかが课
题でした。向こうもこちらを警戒してくると思ったので。
会ってみると、とてもストイックな方で「え、今のでいいんですか!?」と言ったりし
て、自分でダメ出ししちゃうんじゃないかってくらいの気构えでした。これでは、自然
な芝居をしてもらえないんですよね。そこで、まずが背负っているものを降ろしてもら
うところから始めたんです。最初のナレーションだけで20テイク近く録りました。
──20テイク!? それはとてつもない数ですね……。
三间:别にダメだったというわけではなく、ただ疲れさせようとしたんです。もう最後
の方は「絵见るのやめましょう!」と言って自分の声だけで练习をしてもらい、心の声
が出ている状态にして、その状态で収録しました。内村さんはそこで疲れて果ててしま
って「これは……修行ですね!」と言っていましたね(笑)。最初はそんな状态でした
が、次に来てもらった际はもう力の抜き方を知っていたので、それからはスルスルと収
録が进みました。
──大きなプレッシャーの中での収録を终えての感想を教えてください。
三间:収録中に仆が感じていたのは、目の前に山が连なっていて、1つ山を越えるとま
た次の山が现れる状态です。大桥さんという山を越えたと思うと、次はMISIAさん。そ
れをようやく超えたと思うと、最後に待つのは内村さん。大変な仕事でしたが「吹き替
え版にお客さんが入ってますよ」って闻いて「あぁ、やってよかったな」って今ようや
く痛感しています。
──他にも大きな超えなければいけない山はありましたか?
三间:自分が初めての吹き替えということもあり、アニメとの违いに戸惑いました。洋
画は基本的にアドリブNGなんですよ。それが自分は我慢ならなくて、セリフの追加をス
タッフの方を通してアメリカ侧に相谈してもらったんです。そうしたらなんと、向こう
は快く受け入れてくれたんですよ。同じ作品を作っている者同士、やりたいことがあっ
たときは意図を伝えて説得すれば、しっかりコミュニケーションが取れると実感しまし
た。
山寺さんが声优ナンバーワンであり理由は、「冷めない情热」の赐物
──吹き替えがこれほど话题になっている理由として、声优さんの评価が社会的に上が
っていることが挙げられると思いますが、三间さんから昨今の声优ブームはどう见えま
すか?
三间:仆からすれば、20年前から声优人気は高まり始めていたと思っています。人気が
高まって天狗になっている声优さんたちに「お前ら、ブームは5年と続かないぞ」と言
い続けて、20年経ちました(笑)。今も高まっているということは「あそこは入り口で
しかなかったのか」と今になって思いますね(笑)。
ですが、音响监督の立场(キャスティングを决めるメンバー)として、声优人気にお
んぶにだっこは良くないですね。上からの意図があって、同じ声优をたくさん起用する
流れもありますが、それはその声优を短命にしてしまいます。そうならないためにも、
途中途中で、起爆剤となる场を用意していきたいと思っています。それは、ベテランさ
んだったり、舞台の役者だったり、吹き替え中心の声优さんだったり、ナレーターさん
だったりと、その时々で考えている感じです。
──昔からの声优人気というお话がありましたが、山寺宏一さんは『SING/シング』で
も吹き替えを担当していますが、それこそ20年以上、アニメだけでなく吹き替えの部分
でもトップランナーですよね。山寺さんがここまで吹き替えを担当することが多いのは
、どうしてでしょうか?
三间:山寺さんを起用することが多い理由は、やはり彼の持つテクニックとお芝居でし
ょう。山寺さんは器用さだけではなく、芝居に対して热いハートを持っているんですよ
。芝居に対する情热がなければ、良いお芝居はできません。
でも、山寺さんはいつになってもその情热が冷めないんですよ。常に声帯をどう使え
ばどういう音が出るのか研究しているので、気になった物音があれば音真似して音の出
し方を练习したりします。そういうストイックな部分が、彼がここまで人気になり、ま
だまだ上へ登り続けている理由なんでしょうね。しかも、それを本人は无意识にやって
いるんですから、本当に素晴らしい役者さんです。
──最後の质问です。あえて伺いますが、『SING/シング』を観るなら字幕と吹き替え
どちらをオススメしますか?
三间:答えは……「両方観てください」です(笑)。どの环境で観るのかというより、
どうすれば作品をより楽しめるかだと思います。わかりやすい例を出せば、亲子で『
SING/シング』を见ようとしたときに、子供は字幕版では见にくいかもしれない。でも
、吹き替え版があれば、それを楽しんで见れるんです。吹き替え版というものは、求め
られる用途に合わせるために作られていますしね。
あと、自分の仕事としては、ただ「良いものを作ろう」とだけ考えています。いつも
120%のものを作っているつもりなので、やっぱりヒットしなかったら悔しいです。吹
き替え版を见てくれた方が多いということを闻くと、『SING/シング』を多くの人に届
けることができて良かったと思いますね。
そう意味では、字幕版、吹き替え版、両方とも楽しめる作りになっていると思います
。やっぱり、「両方観てください」という、正しいのかもしれませんね。
──ありがとうございました。
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