作者Eriol (半缘心死半缘淇)
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标题[剧情] 2003 ムカイ--背景故事
时间Mon Jan 28 03:23:31 2013
http://you.lolipop.jp/s/kof/2003/mukai.html
湿っぽく暗く、洞窟のような场所だった。仮に见上げても天井は见えない。淀んだ空気
がどこまでも高く积み重なり、见つめていると吸い込まれそうな気持ちになる。壁は岩
を组み上げただけの石垣のように见えるが、目を凝らせばそれぞれの岩が致密に计算さ
れた上、隙间なく积み上げられているのがわかるだろう。
这里是个阴湿,很像洞穴的场所。就算往上看也看不到顶。污浊的空气淤积,感觉要将人
吸进去似的。看似普通的石壁,但凝神看去就会发现这些岩石是经过精密计算,没有任何
间隙。
その奇妙な空间の一室に暖炉がしつらえてあり、势いよく炎が燃えさかっていた。暖炉
の前には黒猫が一匹。そのさらに後ろに、一人の女が目を闭じ、立っていた。女の手先
からは数本の糸が伸び、黒猫へと繋がっている。糸はあまりにも细く、谁もその存在に
気づくことはできない。その女を除いては。黒猫は、炎に向かって数歩歩いた。歩调を
早めるでもなく、缓めるでもなく、一歩一歩、机械のように前へと进む。
这个奇妙的空间的一个石室里装有暖炉,正熊熊燃着烈火。暖炉前有一只黑猫。黑猫後面
有一个女的闭着双眼伫立。女人的指尖有几条线,系着黑猫。线十分细,没有人能够注意
到。当然,不包括那个女的。黑猫往火焰前进了几步。步调不快也不慢,一步一步,像机
械似的前进。
「そう‧‧‧そのまま」
「对‧‧‧就是那样」
女が呟いた。猫は炎のすぐそばにいる。髭が焦げるほどの距离だ。糸に繋がれている黒
猫は、自分が繋がれていることを理解していないどころか、感じてすらいなかった。い
や、果たしてその糸が、物质としてそこにあるものなのかどうか‧‧‧。
女人喃喃自语。猫已经到了火旁,已经快要烧到猫须了。被细线系着的猫,大概不知道自
己被系着,甚至也感觉不出。不,说到底,那条细线是不是物质也很难说‧‧‧。
「さぁ、行け!」
「好,去吧!」
女の声と共に、猫は左足を炎の中へ踏み出した。
在女人说话的同时,猫将左脚踏进火中。
「!!」
「!!」
猫は叫び声をあげ、反射的に足を引く。しかし、そこで动きが止まった。全身を何かの
金型に流し込まれたように、手も足も顔も动かすことができず、细かく体を震わせてい
る。
猫叫了声,反射性地缩脚。但是,牠的动作就这样停止了。好像全身被塞进一个金属模型
似的,无论是手脚还是脸,都无法动弹,牠玲珑的身体因此颤抖。
「さぁ、もう一度‧‧‧前へ」
「来,再一次‧‧‧前进」
今度は猫が左足を完全に踏み出した。毛の焼け焦げる异臭が部屋に漂う。薪のはぜる音
以外、奇妙に静かなこの空间にオレンジ色の火の粉が散った。
这次黑猫的左脚完全踏出去了。石室中漂荡着猫毛烧焦的臭味。除了柴薪烧掉的声音外,
这个奇妙又安静的空间散落着橘色的火星。
「我に従え‧‧‧さぁ!!」
「听我号令‧‧‧来吧!!」
抗うことのできない命令に突き动かされて、哀れな黒猫が炎の中に飞び込んだ。が、次
の瞬间、飞び込んだはずの猫は、猫の形をした石と化し、暖炉の中の薪を折り飞ばし、
灰と火の粉をを舞い上がらせた。
被无法抗拒的命令所刺激,悲哀的黑猫跳进了火焰之中。然而,接下来的一瞬间,应该已
跳入火中的黑猫,化作了猫形的石像,使暖炉中的柴薪折断飞散,灰烬和火星飞舞。
「ムエキなセッショウをするモノではナい」
「不要作无谓的杀生」
「はっ」
「是」
女の背後に、巨大な男が立っていた。男、といったが、果たして人であるのかどうか。
形こそは人间だが、その肌は鉱物的な硬度と辉きを持ち、その体表に稲妻のような光が
縦横に走るのが见えた。
女人的背後站着一个巨大的男子。虽然说是男子,但是否真是人呢?虽然外型是人类,但
皮肤有着矿物般的硬度和光泽,体表上有雷电般的光芒四处纵横。
「无界さま、おいででしたか」
「无界大人,您已经来啦」
女は片膝をついて头を垂れた。
女人半跪低头。
无界‧‧‧ムカイは无言で女の横を通り过ぎ、暖炉の炎に无造作に片手を入れ、猫型の
石を拾い上げた。それは砕け散る石そのものであり、生物的な名残はただのひとかけら
も残ってはいない。
无界‧‧‧无界无言地通过女人,轻易地伸出一只手进炉火里,拾起了猫型的石像。不过
那石像已成碎石,没有任何一部份能够再算是生物了。
「ボタン、レイのコトは?」
「牡丹,那件事怎麽样了?」
牡丹。それが女の名前らしい。その牡丹が言った。
牡丹。大概是那个女人的名字。而牡丹这麽说了:
「顺调でございます。护りし者とはいえ、八咫は双子でひとつの神器。それが片方欠け
たとなれば、私の付け入る隙などいくらでも‧‧‧」
「很顺利。虽然是守护者,但三神器的八咫家是双胞胎。因为缺少了其中一人,所以我能
够进入的空隙要多少有‧‧‧」
「あのオロチをフウじたモノドモのコト。ユダンはならんぞ」
「封印大蛇的那群人,不可大意」
「承知しております」
「了解」
ムカイは大きな己の掌にすっぽりとおさまる小さな猫型の石に、その视线を落とした。
无界的视线转向自己手中紧密收纳的小猫石像。
「チクショウのようにはユかぬとココロエよ」
「记着可别像对这畜牲一样对待她啊」
「肝に铭じて」
「我会牢记在心的」
牡丹と呼ばれる女は、その特殊な能力~糸を使って他者を操る~をムカイに买われて现
在の地位に就いている。人间に似てはいるが、人间とは异なる存在。ムカイと同族の人
ではない者。彼らは自らのことを、夸りと自虐を込めて、こう呼ぶことがある。“遥け
し彼の地より出る者共”と。
叫做牡丹的女人,她的特殊能力是~使用细线操纵他人~而她的能力被无界重视,得到了
现在的地位。虽然很像人类,但与人类是完全不同的存在。与无界不是同族人。有此一说
,他们对自己的身分有着骄傲与自虐。就称为「遥远彼方之来者」。
「ムカイ様がいらっしゃったということは、‧‧‧いよいよ招集が?」
「既然无界大人驾临,那就表示‧‧‧该是聚集的时候了?」
「それはマだだ。それよりボタン」
「还没有。话说回来,牡丹」
「はっ」
「是」
「ヒトをアマくミておらぬであろうな?」
「你没有太小看人类吧?」
「‧‧‧」
「‧‧‧」
足下に膝をつく牡丹を见下ろすムカイ。底光りのする目は、彼女の心の内侧を覗き込ん
でいる。
无界低头看着半跪在膝下的牡丹。他炯炯的眼神,正探索她的内心。
「マサカ、そのネコのヨウに、チカラづくでアヤツろうと?」
「该不会,你也像对待那只猫一样,费尽全力操纵?」
「それは不可能です」
「那是不可能的」
牡丹は説明した。ヒトを、それも三种の神器に数えられるほどの人间の意志を、完全に
こちらの思うように动かすことはできない。しかし相手に「意志を植え付ける」ことは
可能である。何かを为さねばならない。何かを行わなければならない。何かを护らねば
ならない。
牡丹这样说明:人类之中,比如首屈一指的三神器持有者的意志,是无法完全按照她的意
思操纵的。但是,「植入意识」到对方脑内却是可能的。不可不为某个目标、不可不做某
件事、不可不守护某样东西。
本人のそういう意识に擦り寄り、目的をすり替えることによって、「あくまでも本人の
意志により」こちらの目的に合致させることが可能になる。そのことによって生じる様
々な矛盾は、操られる本人が自分にとって都合の良い记忆や条件を己の中で作り上げ、
自己补完してしまう。牡丹は、ただきっかけを与えるだけでいい。ある意味では猫に自
杀させる方が困难なのだ。
本人产生这样的意识,依照替换後的目的,「这完全是本人的意志」这样的事情,的确可
能和己方的目的达成一致。因此而产生各种矛盾,都有可能使被操纵的人在自己的记忆里
自行加入新的记忆与条件,将矛盾补充为圆满。牡丹只要刚好有个机会侵入对方就够了。
某种意思上来说,让猫自杀还比较难。
「ヒトはヨワい」
「人类是脆弱的」
ムカイは説明を闻き终えると、牡丹から视线を外さずに言った。
无界在听完牡丹的说明後,视线没有离开牡丹这样说道。
「ヒトはキタナい。ヒトはオロかだ」
「人类是肮脏的。人类是愚蠢的」
言いつつ、黒猫型の石を牡丹の目の前に投げて転がした。苦闷の表情を浮かべたままの
猫の顔が、地面と牡丹の间に転がり割って入った。
他说着说着,将黑猫型的石像摔到了牡丹面前。猫的脸上还浮现着苦闷的表情,摔入牡丹
和地面之间。
「ヒトはミニクい。ヒトはアサましい。されどヒトはトキにテゴワい」
「人类是丑陋的。人类是下贱的。但有时人类是棘手的」
「その话は几度も闻き及んでおります」
「这些话以前我也听说过」
ムカイはうなづいた。ただの人间など、ムカイの恐れる存在ではない。しかしそのただ
の人间が、あるとき、とてつもない力を発挥することがある。己が生きるために我が子
すら悪魔に差しだそうとする亲がいるかと思えば、同じ「ヒト」が己の命すら投げ出し
て他人を救うことがある。相争って破灭への道を突き进むのもヒトなら、危机に际して
信じがたい団结力を発挥するのもヒトである。
无界点了点头。区区人类,对无界来说无须害怕。但是区区人类,有时候会发挥出绝大的
力量。比如为了自己活命,连自己的孩子也能送给恶魔的父母是存在的;但同样地,「人
类」也能牺牲自己的生命拯救他人。人类因为互相争斗导致走向灭亡之路,遇到危机时会
发挥难以想像的团结力的也是人类。
牡丹はヒトを理解できず、だからこそ见下していた。无界もヒトがわからないが、であ
ればこそ恐るべき敌とみなしている。
牡丹无法理解人类,所以才看不起人类。无界虽然也不了解人类,但也因此才将人类视为
恐怖的敌人。
「その件は承知いたしました。ところで‧‧‧」
「这件事我知道了。话说回来‧‧‧」
「ナンだ?」
「什麽事?」
「キング・オブ・ファイターズに気になる者が出场しております」
「King‧of‧Fighters有很令人在意的参赛者」
「クサナギか?ヤガミか?それともK′とかイうオトコのコトか?」
「是草薙?八神?还是那个叫做K′的男人?」
「その谁でもありません。何でも‧‧‧」
「都不是。而是‧‧‧」
一瞬口ごもった牡丹は、だがすぐ続けた。
牡丹犹疑了一下,但很快又继续说道。
「翠色の炎を使う者がいる、と。‧‧‧ひっ!!」
「听说,有一个使用绿色火焰的人‧‧‧咦!!」
鼻先に転がっていた猫型の石が、突如生身に戻って体を翻した。意表を突かれてさすが
の牡丹も惊いたらしい。黒猫は片足の火伤をものともせず、次の瞬间には风のように、
どこか闇の中へと駆け去っていった。
摔在她眼前的猫石像,突然回复为生物状态并翻了身。这出人意表的状况让牡丹吓了一跳
。黑猫脚上就像没有烧伤似的,下个瞬间就像风一样,往黑暗中的某处奔驰而去。
「ネコでさえボタンをオドロかす。ましてヒトならば‧‧‧」
「连猫也能吓到牡丹。那更别说是人类了‧‧‧」
「‧‧‧」
「‧‧‧」
「ミドリのホノオのツカいテか。オボえておこう」
「使用绿色火焰的人是吗?我会记住的」
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◆ From: 36.230.25.176
1F:→ Eriol:我有没有看错?牡丹跟无界不是同一族? 01/28 03:23
2F:推 stand1234:牡丹...大概再也没有出场机会了吧QQ 01/28 08:40
3F:推 karasless:硬度汉 >////< 01/28 10:33
4F:推 xd852369:牡丹至少比无界多一点机会啦,虽然微乎其微... 01/28 19:59
※ 编辑: Eriol 来自: 36.230.26.169 (02/04 18:25)