作者parhelion (江天暮雪)
看板EVA
标题レイの幻影
时间Wed Feb 11 00:04:57 1998
レイの幻影
THE END OF EVANGELIONのラストシーン(アスカとシンジが横たわっているシーン)で、制服
姿のレイが一瞬だけ现れて直ぐに消える。これは何を意味しているのであろうか。TV版でも
同じ样なシーンがあったが(第壹话でシンジが第3新东京市に着いたとき)この2つは同じ事
を意味していると思われる。
绫波‧‧‧、ここは?
ここはLCLの海、生命の源の海の中。
ATフィールドを失った、自分の形を失った世界。
どこまでが自分で、どこからが他人なのか分からない暧昧な世界。
どこまでも自分で、どこにも自分がいなくなっている静寂な世界。
仆は死んだの?
いいえ。
全てが一つになっているだけ。
これが、あなたの望んだ世界世界そのものよ。
‧‧‧でも、これは违う。
违うと思う。
他人の存在を今一度望めば、再び心の壁が全ての人ュを引き离すわ。
また、他人の恐怖が始まるのよ。
いいんだ。
ありがとう。
あそこでは‧‧‧嫌なことしかなかった气がする。
だから、きっと逃げ出してもよかったんだ。
でも、逃げたところにもいいことはなかった。
だって‧‧‧仆がいないもの‧‧‧。
谁もいないのと同じだもの。
再びATフィールドが、君や他人を伤つけてもいいのかい?
かまわない‧‧‧。
でも、仆の心の中にいる君たちは何?
希望なのよ。
人は互いにわかりあえるかもしれない‧‧‧ということの。
好きだ、という言叶とともにね。
だけど、それは见せかけなんだ。
自分胜手な思いこみなんだ。
祈りみたいなものなんだ。
ずっと续くはずないんだ。
いつかは里切られるんだ
‧‧‧仆を见舍てるんだ。
でも、仆はもう一度会いたいと思った。
その气持ちは本当だと思うから。
これらのセリフから、レイやカヲルは、「人が互いにわかりあえるかもしれないという希望」で
あったと思われる。
シンジが第3新东京市に着いたとき、自分の父に会い、お互いわかりあえるのでは、という希望
があった。好きだという言叶とともに‧‧‧。
また、アスカともわかりあえるのではという希望があった。たとえそれが、见せかけや思いこみ
だとしても、いつかは里切られると分かっていても‧‧‧。
これらの希望が、シンジに制服姿のレイの幻影を见せたのではなかろうか。