作者parhelion (江天暮雪)
看板EVA
标题人类补完计画の全貌
时间Tue Feb 10 23:46:00 1998
人类补完计画の全貌
エヴァの数多い谜の内、最も大きな谜の一つに人类补完计画がある。この计画には
ゼーレ流とゲンドウ流の2种类の异なる计画が存在する。
ここでは、それぞれの计画がどの样な方法で、そしてどの样な结果になるのかを考
えてみる。
ゼーレの场合
まず、ゼーレ流の人类补完计画の最终目的は何か。ゼーレは人类をどのような形にしたいのか
を考えてみる。
前回の映画「DEATH & REBIRTH」で语られた人类补完计画の概要は「出来损ないの群体として
すでに行き诘まった人类を、完全な单体としての生物へと人工进化させる计画」である。ここ
で言う「单体」とはいったい何を指すのか。それが今回の「THE END OF EVA...」で明かされ
た「黑き月」である。ゼーレ流の最终目的は、人类を黑き月に还元すること。と言って间违い
ないであろう。
では、人类を黑き月に还元するためにはどの样な方法があるのか。それには、まず人の形をな
くさなければならない。人は自分と他人との区别をATフィールドという壁により隔てている。
ATフィールドは、いわば心の壁である。人の形を无くすということはすなわちATフィールドを
取り除くということである。ゼーレはエヴァシリーズのアンチATフィールドで人が持つATフィ
ールドを中和した。後は人ュが心を开けば自动的に生命のスープであるLCLに还元される。
この样にして人类は人の形を无くすことができた。
次に必要な物はLCLと化した人类を导く、いわば「神」のような存在である。ゼーレはこの
重要な役にエヴァ初号机とそのパイロット、碇シンジを选んだ。初号机はこの时すでに知惠の
实(ユイの魂)と生命の实(第14使徒ゼルエルのコア)の两方を持っていて、「神」になる
ための最低条件はそろっていた。あとはその初号机を「神」のレベルまで引き上げてやればよ
いだけである。
ゼーレは、人间が神になるまでの道筋を记した「セフィロトの树」を使い、初号机を神のレベ
ルまで引き上げ、ロンギヌスの枪でそれを逆さまの树(生命の树)に还元させた。(このこと
からロンギヌスの枪は生命体を本来あるべき姿に还元する能力があると思われる。)
そして、人类の未来は初号机のパイロットに委ねられるのである。
ゲンドウの场合
ゼーレ流の人类补完计画の最终目的は「人类を黑き月に还元すること」であったが、ゲンドウ
の目的は何か。アダムとリリスの禁じられた融合により何が产まれるのか。
ここで、「考察1:第2使徒の正体」の<ェ说2>を思い出して欲しい。知惠の实しか持たな
いリリスと生命の实しか持たないアダムが融合することが何を意味するのか、これで说明でき
るのではないか。つまり、リリスとアダムの融合により、知惠と生命の两方の实を持つ限りな
く神に近い生命体である「神人」が产まれるのである。これは本来、神のやりたかったことと
同じである。
つまり、ゲンドウ流の最终目的は、现在に至るまで间违った道を进んできた人类を、本来进む
はずであった正しい道に轨道修正することである。
しかしそれは、あくまで二次的な、いわば、たてまえ上の目的にすぎない。では本当のゲンド
ウの最终目的はいったい何だったのか。
それは、「ユイにもう一度会うこと」である。
彼女はエヴァ初号机そのものと言ってもよい存在である。この时初号机はすでに知惠と生命の
实がそろっていて神に限りなく近いものとなってしまっていた。ゲンドウがもう一度ユイに会
うためには彼がユイと同じレベルまでたどり着かなくてはならない。その唯一の方法が、リリ
スやアダムと融合し「神人」になることである。これにはレイという媒体がどうしても必要に
なる。だから、あれほどレイを可爱がり、大切にしていたのかも。(ユイのクローンというこ
ともあるけど‧‧‧。)
人类の未来を决定づけるほどの巨大プロジェクトの最终目的は、ただ自分の惚れた女に会うこ
とであった。
それほどまでにゲンドウはユイという女性を爱していたのか?それとも自分の息子のシンジと
同じ样に谁かが侧にいないと生きていけない程の寂しがりやなのか?今となっては谜である。